アロマテラピーのいろは 1
アロマ
2021.2.25

アロマテラピーのいろは 1

アロマテラピーに興味があるけれど、実は使い方がよくわからないということはありませんか。
「あの茶色い小瓶から良い香りがするのは知っている」
「いつも同じ使い方しかしていない」
「他にも使い方、楽しみ方があるなら知りたい」
こういうお声はよく聞きます。今回は、アロマテラピーの基本と様々な楽しみ方についてご紹介します。

アロマテラピーとは

アロマは芳香、テラピー(セラピー)は療法のことをいいます。フランス人化学者であり調香師でもあるルネ=モーリス・ガットフォセが化学実験中に事故で火傷を負い、とっさに目の前にあったラベンダー精油をかけたところみるみる回復したというエピソードがあります。その経験からガットフォセは研究を重ねていき、「アロマテラピー」という言葉はガットフォセが造語したものといわれており今日に至ります。

アロマテラピーで使用される「エッセンシャルオイル(精油)」は、植物の花、葉、果皮、樹脂、根などからとれる天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。そのため、肌に直接つけることはできず、肌につける際は必ず希釈(薄める)します。

使い方、楽しみ方いろいろ

代表的な楽しみ方としては、芳香浴や沐浴法、部分浴法、セルフアロマトリートメントなどがあります。

芳香浴

アロマディフューザーやアロマ加湿器、アロマランプなどにエッセンシャルオイルを1~5滴垂らして香りを楽しみます。
最近は多くのアロマ加湿器が販売され、加湿だけでなく芳香浴を楽しむことができるようになりました。
お気に入りのデザインのものを使うと気持ちも明るく、香りも楽しめそうですね。
ディフューザー・調香紙

沐浴法/部分浴法
全身浴の場合、エッセンシャルオイルを使える量は1~5滴です。たくさん入れて香りを楽しみたいと思う方が多いのですが、たくさん入れ過ぎてしまうと肌への刺激があるだけでなく、浴室の温度や湿度の高い中で揮発した香り成分で気分を悪くしてしまう可能性もあります。必ずガイドラインを守って使いましょう。
半身浴や、手浴・足浴などの部分浴では、エッセンシャルオイルは1~3滴にします。

セルフアロマトリートメント

「疲れた脚をセルフケアしたい」
「ガサガサ乾燥した肌を労わるハンドトリートメントしたい」
「大好きな香りでフェイストリートメントしてゆっくり眠りたい」

そんな方にはセルフアロマトリートメントがオススメです。

脚のセルフケア
ホホバオイルグレープシードオイルなどを10ml用意し、そこへお好きな香りを1~2滴入れよく混ぜます。
脚全体にまんべんなく塗布し、足裏→ふくらはぎ→膝裏→ふともも…と徐々に上がっていくようにセルフトリートメントします。
ポイントは強すぎない圧で行うこと。強く押したり揉んだりしなくても、手数を増やして、やさしく、ゆっくりと何度も行うと、徐々に脚全体があたたかくなり、ケアを終える頃には軽くなります。
オススメのエッセンシャルオイルはレモングラスグレープフルーツジュニパーベリーなどです。
香りも爽やかで、1日頑張った脚の筋肉の疲れをスッキリと取ってくれます。

ハンドトリートメント
スクワランスイートアーモンドオイルなどを5ml用意し、お好きな香りを1滴入れよく混ぜます。
指先から手全体、前腕~上腕までまんべんなく塗布し、香りを楽しみながらゆっくりとケアしましょう。
特に冬場は爪のまわりのささくれや荒れ、指の腹のガサガサや関節部分のひび割れなど手荒れに悩む方が多いです。
ぜひ香りを楽しみながら、丁寧に指先までオイルを染みこませるイメージでトリートメントしましょう。

フェイストリートメント
アルガンオイルマカデミアナッツオイルなどを10ml用意し、お好きな香りを1滴入れよく混ぜます。オススメのエッセンシャルオイルは、ラベンダーローズフランキンセンスネロリゼラニウムなどです。
お顔に塗布する際は、目や口の周りは避け、目や鼻、口の中にオイルが入らないように気を付けましょう。
植物油(キャリアオイル)の量が少なすぎたり、強い力でトリートメントをするとしわの原因になったりアザができてしまうこともありますので、摩擦が起きないくらいの量をつけやさしく丁寧にトリートメントしましょう。

残ったオイルは、首から肩にかけてのデコルテラインを片側ずつ丁寧に鎖骨リンパに向けてやさしくトリートメントするのに使ってください。

自分の「今」に寄り添った使い方を選べるように

私は時々リフレッシュするために手浴を行います。

洗面器にお湯を張り、そこへエッセンシャルオイルを1滴垂らしてよく混ぜます。
エッセンシャルオイルは油溶性のため、混ぜてもお湯や水とはうまく馴染みません。そのため、多く入れ過ぎてしまうと肌に直接触れてしまうので、心配な方は無水エタノールにエッセンシャルオイルを混ぜ、よく溶かしてからお湯に入れるようにしましょう。

手浴の場合は、鼻との距離が近いため、たった1滴でも充分香りを感じることができますし、5分くらいの短時間でも手があたたまることで全身が次第にポカポカしてきます。
頭も心もリラックス&リフレッシュできるので、忙しい方や短時間で心身のスイッチを入れ替えたい方にはオススメですよ。

アロマテラピーの楽しみ方はいろいろあります。効果効能だけで香りを選ぶのではなく、実際に香りをその場で嗅いでみて、「今の私は、どんな香りを欲しているかな」と心と身体の声に耳を傾けてみましょう。
きっと、自分自身にやさしい時間になると思います。

次回はさらにアロマテラピーを楽しめて、応用できる「いろは 2」をお伝えしますね。


 


ライター:新垣 静香
趣味は読書、動物と触れ合うこと。 化粧品や美容・生活にかかわるものは、学生の頃から、フェアトレードを行っているものや動物実験を行っていないもの、環境に配慮されたものを選んでいます。

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