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2015/07/07 14:18
7月4日、日本ミャンマー協会主催の「テインセイン大統領歓迎懇親会」が開催され
私も参加させていただきました。
霞が関ビル35階の会場に協会会員及び国会議員など200名あまり、
公明党山口代表及びミャンマー協会会長の渡邊氏より歓迎のあいさつがあり
これを受けてテインセイン大統領からのお礼のお言葉があり始まりました。
特に印象に残ったのは大統領の言葉です。
概略
「日本とミャンマーとの間には多くの共通点があり両国間はきっとうまくいく。
今までミャンマーの発展と平和の為に一生懸命努力してきた。今もこれからも変わらない。
多くの困難があるが今まで以上に努力していく」
何の変哲もない平凡な言葉に受け取られそうですが
誠実で真剣みがあふれた10分余りのお話は大変説得力がありました。
懇親会の前には タイのプラユット首相、安倍首相、
ミャンマーのテイン・セイン大統領の立ち会いのもと、
ミャンマー南部のダウェイ経済特区開発での協力に関する覚書が調印されており、
この巨大案件が現実に動き出すことになり、より迫力のある『お言葉』になったのでしょう。
私にとりましても歴史の一コマに立ち会ったような錯覚をする記念すべき「7月4日」となりました。
しかし、
ミャンマーへの日本からの経済援助はほとんどがマンダレーから南に偏っています。
最北部のカチン州にはわずかな教育、難民対策以外は全くなにもされていないのです。
翡翠鉱山がありミャンマーにとって大変重要な外貨獲得源のある州にもかかわらずです。
翡翠鉱山パカンは大規模な採掘はされていませんが小規模な採掘は続けられているといいます。
しかし、無秩序な採掘で掘り出された土砂は道路や川を埋めることになり生活にも影響するようになっています。
医療はどうなっているのか?勉強は?
「カチン州のために何かできないのか?」
私は何もしなくていいのか?
自問自答することが多くなった今日この頃です。
最終更新:2015/07/07 14:18