なんだか肌寒い日々が続いていたかと思えば、
急に真夏日となっている最近ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか？

どうも、ジョイテックの営業・販売担当の荒木です！

大分時間が経ってしまいましたが、
以前、黄色・赤系の翡翠、緑色の翡翠についてお話しさせて頂きました。

そこで本日は今の季節にぴったりでエレガントな色合いで大人気の
ラベンダー翡翠についてお話ししたく思います

"翡翠と言えば緑色"ですが、その次に人気のある色の翡翠でもあります。
まずはその魅力的な色についてお話し致します。
ラベンダー翡翠はチタンや鉄分といった成分を含むと言われ、
緑色や黄色などにないあの上品な色合いが出るのです。
また、ラベンダー翡翠には青系のラベンダー色と赤味のつよいピンク系の
ラベンダー色が存在します。



こちらがブルー系のラベンダー翡翠。



そしてこちらがピンク系のラベンダー翡翠です。


比べると同じラベンダー翡翠というジャンルでもかなり雰囲気は異なりますよね？
それぞれ魅力的ですのでけっこう好みも別れるところでもあります！
皆様はどちら派でしょうか？？

そして次に品質の見分け方です。
基本的にどの色の翡翠でも1,色の濃さ 2,色の鮮やかさ 3,透明感 が大切な基準になります。
ただここにラベンダー翡翠の場合はひとつ難しいクセがございます！

それは透明感があることで光が透けて色が薄く見えてしまうという特徴があるのです。

原石のバイヤーはここに非常に気をつけなければいけないのです！
いいな！と思うラベンダー色の翡翠原石を見つけても、
いざカットして彫刻など加工して磨きをかけると、、、
原石で見ていた時の色味より数段薄く仕上がってしまうのです！
だからこそバイヤーはより濃いラベンダー色の原石を探さなければならないのです。

市場では色が乗っているラベンダー翡翠も、よく見ると結晶が粗いということが多いです。
結晶が粗いとその分不純物が入り光が透けにくくなるので色がある程度キープ出来るのです。
また、不純物が多い分"樹脂含浸"(詳しくは2014年12月22日分にて掲載)されたラベンダー翡翠も
市場では多く出回っております。

そう言った点からも肌のキメが細かくひと目で"ラベンダー色"と分かる翡翠は大変希少になります。
色がはっきりと色濃く鮮やかで、さらに光を透かす程の美肌のラベンダー翡翠となると、
出逢える機会はなかなかございません。

是非ともこの点をご参考頂き、改めてラベンダー翡翠をご覧頂きたく思います。
きっと、よりラベンダー翡翠が持っている奥の深い美しさをお楽しみ頂けるはずです

以上、本日はラベンダー翡翠についてお話しさせて頂きました。
皆様ご清覧頂き誠にありがとうございます。

次回は近年世界の翡翠市場で一気に評価が上がった、氷翡翠についてお話をしたく思います。

それではまたお会いする日まで。
一年に一度のゴールデンウィーク、皆様楽しくお過ごし下さいませ
(ゴールデンウィークもジョイテック営業しておりますので遊びにお越し下さい)

荒木一理 (営業・販売)