皆様こんにちはジョイテックの荒木です。
皆様お待ちかね（？）、ミャンマー出張記Episode 2でございます。

さて、日緬の要人を交えた重要な打ち合わせ、会議の予定がぎっしりのミャンマー出張…
だったのですが、そこはやはりのんびりしたお国柄。
会議やその他の予定が突如変更になってしまい、空いた時間がぽっかり…
という局面が、多々あったのでございます。

この日もそう。

先方の都合でいきなりその日の会談の予定が延期になり、一日の予定が白紙となった我々…。

そこで、
“ネピドーに来たら見ておかなければならない場所”
”ネピドーに来たならここを見に行くのが通（ツウ）”
と店長三石推奨の宝石博物館と軍事博物館へ視察に行くことに。

車で一時間程移動し、軍事博物館へ…しかし静かな街がさらに静か。様子がおかしい…。
そう、月曜日は休館日だと周辺住民が教えてくれる。
まさかと思いついでに宝石博物館について聞くと、答えはまさかでした。
宝石博物館までもが休館日…。
一時間かけてきたのにこの仕打ち…。

がっくりと落胆する我々を見かねてか、ここでドライバーさんからある提案を受ける。
「ネピドーのゴールデンパゴダとそのお向かいのホワイトエレファントは
　見ておくと縁起が良いから行ってみたらどうかな？」

行き場を失った我々ですからもう決定しかない。

というわけで今日の本題は、
「縁起の良いミャンマーのゴールデンパゴダとホワイトエレファント」です！
（出張の本題からはだいぶ逸れますが…）


【ゴールデンパゴダ・ホワイトエレファント編】
“眩しいくらいに輝くゴールデンパゴダは美しいよ！”というドライバーの言葉が胸に響くまま到着したのは、ホワイトエレファントと炎天下のゴールデンパゴダが向かい合う細い道。

一眼レフに携帯のカメラと何枚でも写真が撮れる準備をし車から降り空を見上げると、
どこまで広がるような青色にフワッと浮かぶ白い雲という絵のような青空。
そして所々に置かれた大きなスピーカーから響く大音量のお経。もう雰囲気完璧！！

まずは噂のホワイトエレファントとのご対面。
想像というのは怖いですね。しばらく探してしまいました。
そこに何頭も象が居るのに。ピンク色の象が…。

縁起物として飾られる置物はみんな真っ白だったから。
目の前にいるピンク色の象たちがホワイトエレファントだそうで。






……なんでしょうこれ、小さい頃に感じたことがあります。
すごい楽しみにしてたプレゼントの包装紙を空けたら、欲しい物じゃなかった。
けど何も言えないで笑顔でごまかし、生まれて初めて空気を読んだあの感じ。

妙な虚無感に包まれもつつとりあえず撮影。

ホワイトエレファントの白さへの期待が高すぎたからね。
それでも縁起は良いんだ！と自分に言い聞かせ。
次はいよいよ噂に聞く眩しいほど金色に輝くゴールデンパゴダ！

ホワイトエレファントの建物と向かい合わせにあるので思い切り振り返る！
そこに神々しく聳え立つのはパゴダ！でもゴールデンではない！！
なんか噂に聞く程輝いてないのです。
そう、なんとゴールデンパゴダはまさかの工事中で半分以上が竹の足場に囲まれていたのです。もう何も言葉も出ません。。

本日度重なる肩すかし感に呆気にとられる私の前を野良犬がテクテクと通り過ぎる。






気を持ち直しいざ本堂へ。
ミャンマーでは境内には裸足で入り参拝することとなっており、
炎天下でじっくり熱せられたパゴダまで続く長い階段も裸足で登らないといけないのです。これは予期せぬ素晴らしい修行でした。。
でも登りきった時に見える景色は特別ですよ！



そしていよいよ本堂へ！
大きな本堂一面を彩る華やかで細やかな装飾と神々しい仏像。
日常を忘れるような神聖な空気感と、日常に連れ戻す本堂に響くドリルの音。

本堂には4体の仏像があり頭部は翡翠で造られています。
そしてより仏像に近いエリアは男性しか立ち入ることができないのです。








細かな装飾物など建物自体が芸術で、その中には参拝をして行く人、装飾を眺める人、
くつろぎながら話をする人と、ゆっくりと流れる時間と通り抜ける風が心地よい
特別な空間でした。撮影も自由でしばしこの空気感を存分に味わいました。
皆さんも是非工事中ではない時期に行ってみてはいかがでしょうか？




さてその晩は、鉱山省との会談に向けた事前の打ち合わせを兼ねて、ミャンマー協会会長の渡辺さんをはじめとしたスタッフの方、そして仙谷元官房長官と夕食を頂きました。
こうして、ようやく閑話休題となった次第です。

それではまた。