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2014/12/22 18:58
こんにちはジョイテックの荒木です。
12月もいよいよ残すとこ10日を切りました!
そしてここからの2週間にクリスマスと大晦日・お正月と
怒濤のイベント尽くしになります
そのイベント尽くしの期間にあわせ、
大好評の福袋企画もスタートしております
是非ともこの機会に気になっていた作品など再度
ご検討してみてはいかがでしょうか?
そこで今回の福袋企画やこれから翡翠をお選び頂くにあたって
ご参考になればと思い、また翡翠についてご説明をしたく思います!
前回黄色・紅翡翠についてお話し致しましたので、
今回は翡翠と言えばこの色、緑色の翡翠についてお話し致します。
まずは色について、
翡翠を詳しくご存知でない方も一番にイメージされる緑色。
まさに翡翠の代名詞とも呼ぶことの出来る色ですね!
この緑色は”クロム”という成分が反応したものなのです。
若草色やアップルグリーンの明るい色味から濃い色味の物まで
緑色と言ってもとても幅広くございます。
そして、店鋪などでもお客様より良く頂くご質問が、
"品質の良いものの見極め"です!
こちらは簡単にご説明致しますと翡翠の善し悪しは、
緑色の濃さ、鮮やかさ、透明感の有無、によって決まります。
(特に透明感は大きい判断基準になります!)
【No,4034 】
色が濃くても黒っぽくなるものや、透明感が有っても
中に不純分が多く見られるとまた評価が下がってしまいます。
そういった厳しい条件をクリアした美しい翡翠が
"ろうかん"と呼ばれます。
【los-7 】
そして、翡翠を見る中で気をつけて頂きたいものが、
染めなどに代表される"樹脂含浸"です!
一見すると大変美しくても"樹脂含浸"された翡翠になると、
宝石としての価値はほぼ0に近い評価となってしまいます。
この樹脂含浸された翡翠に騙されてしまうプロの業者や、
お客様が多くいらっしゃいます。
この樹脂含浸とは、
不純物が多く透明感のない翡翠を酸などで不純物を抜き、
その結晶の隙間に緑色の樹脂や透明な樹脂を入れる処理を言います。
(通称:トリートメント、Bジェイド)
この場合、結晶という細かいレベルで見ますと自然が創った
翡翠の構造を壊し人工的な構造となる為、"天然"と呼ぶことができず、
偽物としての翡翠の評価となります
一方、表面のワックス加工のみの翡翠は結晶自体も本来の構造の
ままですので天然翡翠として評価されます。
(通称:Aジェイド)
過去に海外や翡翠について詳しくないお店でこのような染められた
翡翠を買われ悲しい思いをしたお客様、バイヤーを多く見て参りました。
美しい天然翡翠を心配なくお楽しみ頂きたい!
私たちが原産国ミャンマーで原石を選び、
天然翡翠にこだわり続ける理由はそこにもございます。
翡翠にはまだまだ色々と奥の深い魅力がございます!
また次回お話ししたく思います
それではまたお会いする日まで。
皆様素敵なクリスマスをお過ごし下さい
荒木一理 (営業・販売)
最終更新:2014/12/22 19:08