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2014/11/12 18:10
こんにちはジョイテックの荒木です。
日ごとに冬に向かい寒くなって参りましたが
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
先日、紅翡翠の「秋の礼賛」についての話がありました。
そこで今回は店鋪や展示会などでお客様からご質問やご希望をよく頂く、
”黄色・赤色”の翡翠についてお話したいと思います。
黄色翡翠ですが、こちらは主に鉄分が反応した翡翠と言われており、
紅翡翠もまた黄色翡翠の部類に入ります。
またこの鉄分の反応も原石の外側からの反応で、スライスして全部が
黄色という原石はほぼございません。
イメージとしては、スイカを輪切りにした状態です!
スイカの緑色と白の皮部分が、翡翠でいうところの黄色の反応を示している原石が大半です。
1cmも厚みがあれば珍しいくらいで、ほとんどがカサカサとした
結晶の粗いものになります。
そして鉄分の反応がなくなったところから別の色が現れますので、
彫刻技術の高い彫刻師はその境目を活かしてカメオのような彫刻を施すことがあります。
【No,3955 】
上質な黄色翡翠になればなるほど、飴のような色つやを持ちます。
当店の場合、当たり前のようにHPや店鋪に並んでいる黄色翡翠ですが、
実はかなり時間をかけて探した原石から加工した上質で貴重な作品なのです。
この美肌の黄色翡翠見つけるのにバイヤーも大変苦労しております…
しかも、バイヤーが苦労するもうひとつの理由が、、
ツヤ感や重さなど上質な黄色翡翠に大変似た石の存在です。
見た目は黄色翡翠にそっくりの「グロシュラガーネット」という鉱物が
翡翠市場に混ざり込んでいることがあるのです!
そして、これに騙されてしまうバイヤーが各国におります。。
これは怖い!!
さて、そんな黄色翡翠の中でも更に希少なものが紅翡翠になります。
僅かにしか存在しないので上質なものですとルースのサイズがやっと
という翡翠です。
この紅翡翠も気をつけなければならないのが、加熱処理です!
原石から仕入れるルートを持っていないと見抜くのは難しい種類。
その希少性と紅色の美しさの魅力は、知る人ぞ知る人気の翡翠です。
【re-6】
と本日は黄色と赤翡翠についてお話しさせて頂きました。
是非ともHPや店鋪などで翡翠を見る際に参考にして下さい。
またひと味違った魅力に出逢えるはずです!
それではまた次回お会いしましょう!
追伸。
風邪流行ってます!
皆様くれぐれも風邪をひかぬよう手洗いうがいも忘れずに
荒木一理(営業・販売)
最終更新:2014/11/12 18:17