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2014/09/09 22:02
翡翠鉱山の最新ニュースです。
8月26日付The Daily Eleven の記事を日本ミャンマー協会より紹介していただきました。
原文は英語、翻訳は日本。(一部読みやすいように変更しています)
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『翡翠採掘場再開間近で全国から労働者が集結』
2年間閉鎖されていたカチン州パーカン市の翡翠採掘場が間もなく再開されること
が政府から発表され、ミャンマー全国から採掘現場の仕事に従事する出稼ぎ労働者が集まって
いるという。
パーカン地域には20万人以上の労働者が集まっており、国内最大の出稼ぎ労働者が
多い場所となっている。
2011年6月に国軍とKIA(カチン民族独立軍)の戦闘が勃発した後、ほとんどの
翡翠採掘現場が閉鎖された。
政府は再開を許可したものの、KIAの報道官は翡翠の採 掘 現場のセキュリティに
ついては責任を追う事ができないと言っているという。
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採掘が可能となることは喜ばしいことです。
ただし、現地は2年間のブランクにより多くの問題を抱えているのが現状です。
生命線である道路は未整備により本来の機能を失っているほか、ウル川の氾濫、
無計画に捨てられた土壌の地滑り、崩落の危険性、更には最盛期には30~40万人に膨れ上がる
市の廃棄物処理、教育や医療設備などなどそれぞれ大きな問題として浮かび上がってきます。
私がここパカンを訪問した1998年ごろは非常に活気があり、「ビルマの香港」と呼ばれ、
「ヤンゴンになくてもパカンにはある」といわれるほど物資も豊富でした。
当時はまだダンプカーやブルドーザー、バックホーなどは少なくもっぱら人力に頼っていましたが
生活環境の快適さはまだ保っていました。
このままではますます住みにくくなる可能性が高いでしょう。
みんなに愛される翡翠ジュエリー、採掘する人たちも幸せであってほしいです。
雨期が明けたら現地視察に行こうと計画しますが・・・・・・。
「現地の治安になお不安がある。もう少し様子を見たら・・・・・」と
親身になって心配してくれる方がいる。
だけどしばらく訪問していないし・・・・・行きたいなー。
自分の故郷のように錯覚するのです。
最終更新:2014/09/09 22:02