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●中国の銀行融資規制、マンダレーのヒスイ取引に影響



【ヤンゴン5月28日】中国の銀行融資規制が、世界最大のヒスイ取引センターであるマンダレーの
ビジネスに深刻な影響を及ぼしている。
取引の中心だった中国人買い付け業者が来なくなったためだ。
仲介業者のセイン・ウィン氏によると、ミャンマーの商人同士で取引が行われるくらいで、
中国人業者の姿が途絶え、取引は不活発だという。
高品質のヒスイの入荷がないことも影響している。ヒスイの主産地であるカチン州パカンでは政府軍と
武装少数民族組織との衝突でヒスイの採掘が停滞しており、小規模での採掘しか行われていない。


ミャンマー・ニュース・ブリーフ”第45号　6月5日より転載

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このニュースですと誤解されそうですので捕捉しますと

大変なにぎわいを見せているマンダレー翡翠市場などで購入し国外に持ち出しできるのはあくまでも
お土産品程度、それ以上になりますと首都ネピードーでのオークションで買う必要があります。

中国の銀行融資規制が問題になるのは、このオークションで落札したお金を支払う時に問題が生じるのです。
多くの中国人はマンダレーで購入し、雲南省に持っていきますがそれはネピードーでのオークションに比べて
はるかに規模が小さく中国の融資規制に引っ掛かるほど金額が大きくありません。


ネピードーでのオークションに参加する中国人も翡翠を本業とする人以外に沢山のお金持ちが
参加するようになっています。
落札してそのお金を中国から送るには銀行のお世話にならなければならないわけですが
そこで融資規制に引っ掛かることが多くなっているのです。

最近は最高級の翡翠バングルが3億円以上、中には5億円を上回る値段ですから原石価格もすぐ
数億円の単位になります。
とてもタンス預金では追い付かない金額になります。

それが一つ二つの会社ではないですから中国政府もほっとけない金額になっているわけです。

新規参入者は相場がわからずとんでもない金額を提示してあとからキャンセルということも
あるでしょう。
また本気で購入ししようとしても銀行との事前の打ち合わせをしていなくてやむなくキャンセルする
こともあります。

昔からオークションに参加している中国の業者は銀行の理解もあり、落札してもキャンセルすることは
殆どないと聞いています。
ミャンマー側としてもこの問題の多いオークションを出来るだけ早く健全な形にしたいわけです。

そこで　翡翠市場が中国に比べて極端に小さい日本にもわずかながら期待してくれるのです。

日本業者はキャンセルしない。

確実に支払う。

もっと買ってほしい。

というのがミャンマー側の正直な気持ちです。

翡翠の魅力　日本でもより多くの方に理解していただけるよう努力してまいります。


下記メールは

Myanmar★Japon　4月16日のニュースメールです。

注　開催日は6月24日に変更になりました。

◆ EU初参加、ミャンマー宝石展示会 ------------------------------------------

2014年6月15日～27日までネピドーで開催される「第50回ミャンマー宝石展示会」にEUが初めて参加する。

展示会には中国、香港、日本からの参加が多く、ヒスイ市場は特に中国が多数を占める。
2010年度輸出額22億、輸出品目第2位だったヒスイが、中国への輸出に33％の関税がかかり、また密輸出の影
響もあり2011年度には7億4700万ドルに減少。今回、EUの参加による新たな市場に期待がかかる。

今回の展示会ではヒスイ、真珠、ルビー、サファイヤなどが販売される。
ヒスイの販売は6月15日～23日入札、4000～20万ユーロ相当の商品は6月19～24日、20万ユーロ以上は25～27日
に競売が実施される。真珠は6月15日に入札、他は2000～1万ユーロ相当のものを6月16日、1万ユーロ以上ものも
は6月17日に競売にかけられる。






ネピードーでのオークション会場に入るのに必要なIDカード

　　　　　　　　　


昨年6月15日のオークション会場風景