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2013/09/09 17:25
今回の旅行メンバーは私の高校の同級生2名、それに孔子の教えを一緒に勉強している中斎塾会員Aさんの4名でした。
全員長野県出身で年齢も70歳以上、モンゴル行きは初めての人ばかりです。
もともとモンゴルの情報は少なく本はガイドブックと石河信昭氏の翻訳した「恋と革命のモンゴル」だけ、
しかし、出発直前にその石河さんの講演を東京青山で聞く機会があり事前の心構えは出来ていたつもりでした。
ところが出発当日モンゴル・ウランバートル空港が雨でこともあろうに欠航となり成田近郊のホテルに泊まる羽目に
なってしまいました。
こんなことは参加者全員初めて、4泊5日の予定が3泊4日になってしまったのですからこの欠航は大きい。
不満のはけ口の無い鬱屈した気分でした。が、同じ便で帰ろうとしていたモンゴル人美人留学生も時間を持て余して
いたものですから「モンゴルのこと教えてくれない」のお願いにこころ良く引き受けていただき、お茶飲みながら
モンゴルのことをいろいろと教えていただくことが出来ました。大収穫です。
おかげで退屈な時間を有意義に過ごせました。
モンゴルに行ってから分かったのですがモンゴルの上流階級の方たちは2か国語だけでなく数か国語を話す人が
結構多くいらっしゃるのですね。
モンゴルは歴史的に遊牧民の国であり言語も違う他種族と接する機会も多かったので言語の壁は日本人ほど
高く無いのかもしれません。
モンゴル到着後大変お忙しいのに面会してくださいました鉱山省大臣も京都大を卒業された方でお話はすべて
日本語でしたし、有力実業家の方や、モモちゃんの母校である高校の校長先生とのお話も日本語でした。
さて、モモちゃんの母校の校長先生、Aさんが孔子の教え(論語)を勉強しているとお話ししましたら
「実はこの学校でも道徳教育に力を入れようと準備に取り掛かっているところなんですよ。今まで沢山の卒業生を
送り出してきたが中にはちょっと首をかしげたくなる人がいる。道徳心を持っていればもっと素晴らしい人なのに」
と感じることが多いようなのです。
校長先生は京都大学で勉強していたからなのか「龍安寺のつくばい」“吾唯知足”のことなども
当然知っていました。また、栃木県の足利学校にも訪問したことがあるとのことで論語についても大変勉強されて
いるようでした。
モンゴルと中国はお隣同士、歴史的関係も深く多くの中国人も住んでいますから子供のころから孔子の教えについては
知っていたかもしれませんですね。
新モンゴル高等学校 について
Shine Mongol Secondary School
2000年設立、私立/共学/通学制(6歳~18歳)・2部交替制
小学校・中学校・高等学校
学校の概要・特色
日本風の学習環境を整備する目的で設立され、日本との交流が多く、卒業後日本と関係を持つ生徒が多い。
今までに1370名卒業、 内230名が日本に留学
学校建設・運営に貢献した日本の方々
最終更新:2013/09/09 17:30