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2013/08/20 17:01
最近の3Dプリンターの価格はビックリするほど安いものが出てきている。
図面で見るより造形したものの方が当然のことながらイメージがわきやすい。
このプリンターが大変身近なものになることはオリジナル作品が巷にあふれることを意味する。
当然 「翡翠でこれと同じように彫刻お願いします」
というお客様も増えてくると予想される。
確かに今でも製作注文の依頼はある。が、多くは写真や図面によるもので製作者、注文者とも
不安があるので店としても積極的に「注文受けます」とは言いにくい。
それでは3Dプリンターで見本が容易に出来るとして翡翠の彫刻など加工の方は同意なのか。
現在でも3Dプロッターという品物を削って加工する機械もある。
翡翠材料を3次元に加工する小型機械も出来ている。
しかし、プリンターと違って材料を外側から削っていくのであるからおのずから制約を受けるのは免れない。
また、翡翠は硬く加工に時間がかかるし、細部の加工や磨きはどうしても人手が必要であることは間違いない。
が、形や大きさは同じように出来るのでご注文者の満足度が高いものが出来る可能性が高い。
いずれにせよ機械で加工出来る部分が多くなることにより加工費が安くなると思う。
オリジナル作品が安く購入できるようになるかも知れない。
「原石が値上がりしなければ」という条件が付くが。
いずれにしても3Dプリンターの拡がりは翡翠の世界にも大きな変化をもたらすのは間違いない。
このような小さな翡翠にオリジナルデザインで彫刻するのも容易に出来るようになる可能性が高い。
最終更新:2013/08/20 17:01