記事詳細
2013/06/27 13:36
今日は26日、いよいよ EMPOLIUMは明日で終了です。
いよいよここに掲載しているような高額品が競られる時です。
果たしてどのような結果になるのか?
この原石が約3億9千万円(最低落札価格)。いうまでもなく写真では判別しにくいですが透明度の高い原石の中に
うっすらと緑が確認できます。少し色が薄いですがガラス質だけに稀少性は非常に高いです。
この原石は非常にクラックが少なくそれがよく分かるように全面磨いてあります。
翡翠そのものの価値もさることながら惹きつけられるのは左上の白色鉱物。
翡翠より硬度が高く熱、圧力に強くなければこのようなくっつき方はしないのではないでしょうか?
そもそも翡翠生成の条件下にこのような物質が存在していること自体信じられないことです。
巨大地震か火山爆発?それとも隕石の衝突???
普通翡翠原石とともに出るのは蛇紋岩が多いですがこの未確認の鉱物がこのような状態で見たのは初めてです。
日本産出の翡翠にも例があるのでしょうか?
鉱物学的にも大変興味がそそられます。
果たして何ていう鉱物なんだろうか?
こういうのは博物館にでも展示しておいてほしいですね。
この色の翡翠でもこの価格。
仮にこの原石からバングルが20個出来てペンダントなど彫刻品がいくつか出来たとしても結構お高いものになります。
多分落札されないと推測しますが、果たして 結果はどうなるのか?
今回の出品数は
最も多い時の半分にも満たない10016ロットと激減しました。
鉱山での採掘がほとんど止まっているのと前回のオークションの結果が出品者にとって極めて不満足な結果に
終わったことも影響しています。
最終更新:2013/06/27 13:36