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2013/02/21 11:48
最新(2月1日~15日)のミャンマーニュースが届きました。
その中の翡翠関連のニュースがありましたのでお届けします。
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ひすい加工・取引所、ネピドーに開設か
【ヤンゴン7日】ミャンマー政府は行政首都のネピドーにひすい加工・取引所を整備する
意向のようだ。ひすいの原石を販売、輸出するだけでは産業としての発展が見込めず、
利益も少ないままとの判断が働いたと考えられる。
加工という価値を付加してから輸出すれば収入も増加する。このため、いずれひすいを
原石のまま輸出することを禁止する可能性がある。
ひすいの最大の輸入国は中国。政府は取引所に拠点を設ける中国のひすい取扱業者、
加工職人を、土地使用権、就労面で優遇する意向のようだ。
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以前からある考え方ですがミャンマー政府部内の問題、翡翠鉱山のあるカチン州での紛争などがあり、
進んでいませんでした。
しかし、昨年夏のオークション結果はもっとも売上高が多かった時に比べて約4分の1と激減し早急に
オークションの有り方を見直す必要に迫られていました。
ミャンマーの天然ガスに次ぐ大きな外貨獲得商品ですが買い手の事情で大きく変動するのは好ましく
思っていないことは明白です。
西側のミャンマー投資により外貨収入の見通しが立てば翡翠採掘量をコントロールする可能性も
大いにあり得ます。
また、悪質業者はオークションに再度参加できないような対策を取ってきましたがまた新手の悪質業者が
現れる状況を根絶する意味でもオークションの見直しの必要性がありました。
仮に原石輸出禁止をするにしても翡翠市場に大きな影響を与えるようなことは避けてもらいたいものです。
最終更新:2013/02/21 11:48