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2012/11/12 17:25
お待たせしました。
『バーマイト』Burmite
今月末から販売再開を予定しています。
ミャンマー北部が故郷の琥珀(バーマイト)は約1億年前の琥珀です。
19世紀後半、琥珀鉱山を訪れたヨーロッパ人探検家によって注目され、簡易検査の結果、バルト海の琥珀と明らかに違う
ことがわかり、1993年にOtto Helmによって Burmite(ビルマの石)と命名されました。
それが今日でも広く世界で使われているのはよくご存知のことと思います。
バルト海産より硬くかつ重く、黄色から赤褐色まで色の変化があり紫外線によって濃い蛍光を発するものが
多く存在します。
また 虫入り琥珀、ブルーアンバー、ルーツアンバーや見る角度の違いによって色が変化するものなど
多様な琥珀があります。
歴史上では紀元前2世紀の文献に載っており、仏教伝来のころ、一部のお経の中では七宝の一つにあげられています。
正倉院の宝物に使われている琥珀もバーマイトの可能性が非常に高いといわれます。
中国 清の時代でも各種彫刻、念珠など皇帝・高官に愛用され、現在も故宮博物院などでみることが出来ます。
弊社が琥珀を扱うようになったのは あるお客様からミャンマーの琥珀についてお問い合わせをいただいてからです。
琥珀鉱山と翡翠鉱山は同じカチン州で地理的にも近く直接仕入れられること、情報も入りやすいことからです。
もちろんそれ以上に店長の好奇心によるところが最も大きいのかもしれません。
白亜紀、恐竜の闊歩していたころの琥珀で古代にロマンを感じる方、特にお子様にも手に入れやすいものから
高額品まで、
翡翠とともに琥珀もお楽しみください。
キノコ入り琥珀
※ 明日から18日までミャンマーに行ってきます。
少しの間留守しますが・・・。ミャンマー土産話ご期待ください。
翡翠のこと、
琥珀の話、
お楽しみに。
最終更新:2012/11/12 17:25