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2012/10/03 13:33

 最近の「芸術新聞」によれば、クリスティーズと並ぶオークション会社サザビーズは
北京に進出するという。
以下、ニュースの概略をお伝えします。


サザビーズは国有企業 北京歌華芸術有限公司(歌華)と10年契約でアジアに初の合弁会社を
作った。

今回の合弁はサザビーズが120万US$を出資し80%の株を取得した。
中国から見るとこれは今回の合弁のもっとも意味深いところだろう。

国際オークション界の雄サザビーズにとってドル箱である香港市場のみではまだまだ不足のようである。
中国という巨大市場から見れば香港のみでは物足りないのである。

今まで中国内陸部のオークションには外資のみでの参入機会がなかったが、ずっとその機会を狙っていた
のは事実である。
今年5月にサザビーズが定期的にオークションや展示会、講座、イベントなど年間企画活動のために
香港で1万5千平方メートルのスペースに拡張した。

今回 歌華との合弁の目的の一つは、最近公表された8万3千平方メートルの文化自由港を利用したかったらしい。
その自由港は現在歌華が開発担当で、2013年末に北京の天竺総合保税区内に完成予定で
工事が進められている。

サザビーズからの情報では、自由港の建設費用は7.5億US$、完成後は税が優遇される
保税地域でオークションや非文化遺産の個人購買展示会、見本市、教育活動のステージになる。

自由港の完成は中国人のコレクターがもっと自由に芸術品を購入出来るようになることを示している。
またこうも言える、自由港企画は中国アート市場でここ数十年来、最も重要なことと言える。

関税についての憂慮は中国のコレクターに最近の香港と内陸でのオークションの熱を下げさせている。
しかし、自由港の完成につれて、中国のコレクターたちは海外で手に入れた芸術品を気軽に持って
帰れるようになる。
自由港の完成は香港と内陸市場の発展に力になるはずであろう。

サザビーズが歌華との提携関係は「戦略的にサザビーズが内陸の長期発展を高め、
それに中国のアート市場がもたらしてくれるチャンスをひそかに利用することが出来る」

注目に値するのは本来外国の会社は内陸の会社と合弁会社になっていない限り、香港でしか事業展開
できなかったのだ。

それゆえ、歌華との合弁はクリスティーズ同様、中国内陸部でオークションを開催できるようになる。
(クリスティーズは2005年から中国内陸の競売会社Foreverと提携しForever
の名義でオークションを展開している)

また逆に、中国内陸の競売店 (華徳は1993年北京で設立し現在、上海、天津、
香港、台湾、日本、アメリカに拠点があり、北京で毎年の春夏秋冬にそれぞれ大きな
オークションを開催している)は香港や海外に進出しようとしている。

サザビーズにとって定期的に北京文化自由港でオークションをすればかなりな利益が見込めるはずだ。

特にこの企画は現地のコレクターを刺激し、嘉徳や北京保利のような内陸競売店と競争し、
中国内陸のオークション市場の発展に寄与するだろう。

今まで、サザビーズのこの行動は市場関係者と芸術品投資者の注目を集めてきた。

連日、マスコミが報道したような北京自由港は開発側の望む通りに北京をシンガポールと
香港に挑戦できるアジアの上位アート貿易中心になるようにできるかどうかはまだ未知数だが、
自由港は内陸のコレクター達に芸術品(特に海外でのオークション)にてもっと購入できる潜在力を
呼び起こせ、中国内陸のアート市場に活気を与える力を持っている。

今まで、中国の厳しい関税政策のせいで中国のコレクターたちはあまり高額な芸術品や
骨董品、さらにワインに至るまで輸入したがらない。

自由港の建設、及びサザビーズの加入は本質的に中国内部市場を立て直せる。
現在、中国のコレクターはまだ懲罰的な徴税に高度の注意を払い、コレクターは香港、ロンドン、
ニューヨークで100万点に上る芸術品を購入し続けてそして海外に保管している。

中国政府は最終的にコレクターと関税について妥協できるかどうかはわからないが
予測できるのは北京文化自由港がオープンするとき、、中国コレクターは海外で購入したアートを
素早く持ち込み、、政府側が政策をまだ出していないうちに、免税の形式で所有する。

サザビーズにとって、北京文化自由港の企画に早期段階に加入したことが予定外の優位
を占められるからだ。

合弁の契約では「歌華は権限が授けられている地域の自由港にほかの競売店の競売や販売、
展示することを許さない。それに競争相手と提携するのも制限されている」

しかし、自由港の建設の期日はまだ確定していないため、もし、歌華が契約規定を守らない場合、
サザビーズは契約を破棄する権限を有している。

自由港の機能は中国のコレクターやディーラー、アート機関のために働き、サザビーズが
歌華と合弁して内陸に進出するのは疑い無く賢明であろう。


自由港 百科事典マイぺディア 解説

 中継貿易,加工貿易の促進のため,港の全部または一部に限り,関税を課さずに外国貨物を出入・改装・荷分け・加工・製造 することを認める商港。指定範囲の広狭,許容条件の差異から自由港市,自由港区,自由地域などの種類がある。


中国語おわかりの方 こちらもどうぞ


蘇富比正式落?北京 當代藝術品開?第一槌

//news.sina.com 2012年09月28日 05:36 中國日報












最終更新:2012/10/03 13:33

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