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2012/09/22 18:03
最近、高級翡翠についてのお問い合わせが増えてきています。
展示会での中国人バイヤーだけでなく日本人の方からもいただきます。
数千万円から億円単位のお話もあり本当に良いものをお探しになる方が
結構いらっしゃるんですね。
弊社も目標を一段と高くしてご要望に応えられるようにしていかなければ と新たな挑戦をしていきます。
実際高額翡翠、原石など購入にはチャンスの時です。
かといって弊社にはそんな資力はないし・・・・・。
だけどお客様のご要望には誠実にお応えしたいですし・・・・・。
今一所懸命、無い知恵を絞っているところです。(^o^)
そこで今回は高級翡翠の中でもなじみの深い琅カンは玉編に干す(ロウカン)についてです。
翡翠は小さな柱状又は粒状結晶が複雑に絡み合い密集して塊のようになったものです。
ここで高評価の要素としては
1.結晶の大きさ 結晶が小さいほどよい。0.1mm以下の微結晶のもの。
2.結晶と結晶の間が密着していること。強度・透明度に大きく影響。
3.色むらが無い。
4.微結晶密集、密着した塊状翡翠の中に評価を下げる内包物(インクルージョン)がない。
5.色
が条件となります。
その塊状の翡翠が半透明透き通った緑で色むらがほとんどなく形がよく大きいとなれば更に
評価が高くなります。
評価への関係は微妙なこととして
翡翠愛好者が多い中国では翡翠(硬玉)より前からホータンの玉が大変高く評価されてきました。
その関係からか手触りが良く、柔らかい光と色を発する潤いを感じさせるもの。
がありますがルースのような小さなものには関係ないかもしれませんね。
しかし、透明度の高い緑の翡翠をエメラルドカットしたものはほとんど見ませんから翡翠のカットは
大変重要な要素です。
ダイアモンドの評価と違った翡翠独特の評価ですね。
さて、色についてもう少し捕捉しますと
インペリアルジェイド・ろうかん・エメラルドグリーンと言われる最高の色は
カラースペクトルで言いますとおよそ波長530~510の間、クリスティーズ、サザビーズなど世界的に有名な
オークションではもっと厳しく515~510ミリミクロンくらいの間の色をいうように見受けられます。
上記 雲南出版集団公司 雲南美術出版社 翡翠級別標BIAO YANG YANGは木へんに羊 より
現実にそのような最高級の翡翠はほとんど見る機会がないだけに展示会や中国、香港、台湾、ミャンマーなどの
信頼できる宝飾店で見る様にして最高の翡翠というのはどのようなものか目に焼き付けておかれるのが良いかと思います。
ルースでは形、色むら、磨き、透明度、不純物の有無、大きさ(重さ)をチェックしましょう。
カボッションカットやほかの色の翡翠についてはまたあらためてブログでお伝えします。
最終更新:2012/09/22 18:03