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2012/09/19 11:08
最近はミャンマーニュースも毎日のように流れています。
多くの情報が入ってきますがそれでミャンマーのことが全てわかるかといえばそうではない。
中でも情報が少ないのは政府関係の情報です。
政府関係者とパイプのある日本人は非常に少なくまたあったとしてもニュースとして
流す人は更に限られてきます。
その中で
笹川陽平氏のブログは異色です。
このところミャンマー関係のブログも多くなっているだけにこれからも楽しみです。
日本財団、 笹川財団は 日本政府が公に援助できないところを医療、教育関係他
地道にミャンマーと日本の間の友好関係の維持につとめてきました。
それだけに渡邉秀央氏とともにミャンマー政府・国会関係者との知人が多数います。
もちろんスーチー氏とも会談されています。
笹川氏の本日のブログで「スーチー女史 訪米へ」が載っていました。
過去にミャンマー関係のブログも多数ありますので参考になさってください。
私ごとですが、
「ミャンマーの有望なインフラ市場を狙え」
と題して官民合同フォーラムが本日午後にあり参加致します。
確かに翡翠とは直接関係ないですが最近は異業種の方からもミャンマーのことを
相談されることが時たまありまして正確な情報を提供するためにも参加致します。
翡翠鉱山からの輸送路もどう位置付けられているのかおぼろげながらでも
わかればうれしいですが。
もちろん個人的にミャンマー情報だったら何でも知りたい野次馬に近い側面も
多分にありますが・・・・。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
笹川氏のブログから一部コピーいたします。
アメリカには3週間滞在されるとのこと。各地で大歓迎を受けられ、オバマ大統領も激烈な選挙戦に勝利するためにも、
万障繰り合わせてスーチー女史との会談を実現させることだろう。
2年前のスーチー女史は、ミャンマーへの援助や投資は軍政を豊かにするだけなので止めてほしいと、
再三再四欧米に訴え続けてきた。
しかし、テイン・セイン大統領が打ち出す民主化政策を追認するように、
最近のスーチー女史は援助や投資歓迎の発言をされており、今や海外に対して大統領府の広報担当外務大臣の趣すら感じさせる。
予定通りならば、訪米後は年内にドイツ、ポ-ランドを訪れて一連の外国訪問は終了する。
スーチー女史の最大の懸案事項は、ミャンマーの民主化のシンボルから、如何にミャンマーの政治家として活躍するかである。
彼女が議長の「国民民主連盟」(NLD)はいまだ具体的な施策を発表出来ないでいる。人材的にも手薄で、
政策立案能力も欠如しているように見受けられる。テイン・セイン大統領の矢継ぎ早の民主化政策を追認する
立場に追い込まれているのが現状で、NLDが政策と実行力のある政党として脱皮しなければ、
やがて国民の期待は失望に変わるだろう。
政治指導者スーチー女史の真価はこれから問われる。
悩みは深いのである。
最終更新:2012/09/19 11:18