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2012/04/11 18:25
『白亜紀』は
中生代最後の「紀」で約1億5千万年前から6千6百万年前の期間をいいます。
当時、アンモナイトや巨大な恐竜類が栄えていましたが白亜紀末期には隕石の衝突により生物全体の約70%
が絶滅したといわれます。
ミャンマー北部カチン州フーコン溪谷から産する琥珀は約1億年前のものと言われます。
これは琥珀の代表的産地ロシア、ポーランドリトアニアなどバルト海沿岸地域やブルーアンバーで有名なドミニカ産
琥珀が5千万年より新しいのに比べはるかに古いものです。
にもかかわらず非常に保存状態が良く琥珀内部の昆虫類や植物などを見ることができます。
下記昆虫類は弊社所有の虫入り琥珀の写真です。
以降数回に分けてこのブログ上で公開いたします。
白亜紀(Cretaceous period)の命名
「イギリスとフランスの間のドーバー海峡地域のチョーク(白亜)を含む地層という意味で1822年
J.オマリウス ダロアが命名した」
(ブリタニカ国際大百科事典より)
最終更新:2012/04/11 18:25
コメント 1件
2012/04/11 19:19:21
possible ID
simetiteblueさん
1はゴキブリ(幼生)。2は本来同定できるグレードではありませんが、私はこの類に関心がありますので、ゴミムシダマシ上科Tenebrionoideaの科のうちのどれか、可能性としてはアリモドキAnthicidae。3はアザミウマ。Dipteraはわたしの能力を超えていますが、調べなくても判るのは、4、5、6;ヌカカCeratopogonidaeでしょう。最後(10)の甲虫はアングルが悪く重要な形質がよく見えませんが、ちょっと興味深い感じがします。2005年から虫入り(甲虫のみ)琥珀を集めていますが、中生代のもので入手できるのは事実上バーマイトくらいで、ほかはレバノン、ニュージャージー、ノースカロライナのものがごく少数手許にあります。続報をたのしみにして待ちます。