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2011/10/18 18:02
ミャンマーの新政権になってからその変化は驚きの連続と言ってもいいほど変わってきています。
個々のことは別にしてこと翡翠に限ってみてみましても変わってきています。
例年10月か11月に開催される政府(鉱山省)主催のオークションも今回は中止になりました。
前回、前々回のオークションで落札したにもかかわらずまだ代金支払いが済んでいないロット数が多く
オークション主催者及び出品者も頭を痛めているようです。
未払いの業者が少なければ次回オークションには主催者側は「参加させない」と強権を発動できるのですが
一斉に多数の業者が未払いとなればそれもできません。
未払いの原因は最大の購入者である中国の業者が素直に支払いに応じられない問題があるからと言われます。
その詳細は省きますが 購入したい業者、主催者及び出品者も困った状況にあるのは変わりません。
それを解決するべく「オークションで落札しなければ国外持ち出しが出来ない」というシステムを変更し、
個々の原石ごとに購入できるようにしそうなのです。
もしそうなれば大変歓迎すべきことなのですが・・・・。
また、オークションではほとんどが原石の出品ですが鉱山省では国内加工を盛んに進めているといいます。
要するに「付加価値をつけて売りなさい」と言っているのです。
加工の程度にもよりますがこれは日本の会社にとっては有利となりますから歓迎するところです。
また、オークションでは「買えるか買えないかわからない」という不確定要素がありましたが
それも解決することになり大歓迎ですが。
そうは言いましてもミャンマーでは為替の変動が日本では考えられないほど極端に変わったり
法律も前触れもなく変わることがありますから気をつけなくてはなりません。
それでも日本にとって今までより良くなっていくと楽観しています。
最終更新:2011/10/19 12:07