翡翠好きな方、翡翠をもっと知りたいという方におすすめのホームページが誕生しました。

　　「日本翡翠情報センター」　がオープンしました。

作者は北出幸男さん。北出さんは1989年単行本「宝石伝説」を初出版したのを皮切りに
「神秘の宝石パワー」、「宝石の力」、「癒しの宝石たち」など数々の本を執筆しています。
昨年は「宮沢賢治と天然石」を執筆しています。
鉱物の本というと「鉱物学」関連の本が多いですが北出さんは愛好者の立場から鉱物との接し方、
楽しみ方を平易に解説し多くのファンを魅了してきました。

その北出さんが今回は翡翠だけにに絞って長年にわたって蓄えた知識、情報を惜しげもなく

発信してくれるというのです。


「日本産翡翠のことなら何でもわかる！」という情報ページを目指しています。

　ということですから日本産翡翠の知りたい情報はすべて網羅されることになるでしょう。

まずは「翡翠の考古学」ということで翡翠に関する単行本のご紹介が掲載されました。

私も知らなかった本、読んだことのない本が沢山ありました。

翡翠の歴史に関心のある方だけでなくジュエリーやアクセサリーとして身に着けていられる方にも

知っていた方がより楽しめる内容の本ががたくさん紹介されています。

「翡翠の鉱物学」にもたくさん紹介されています。

また　このホームページ以外にもブログも書かれています。

何冊も本を書かれている氏は筆力抜群、　その大先生が誰でも読むことのできる

ホームページ上で情報発信してくださることは大変うれしいことです。


北出さんのブログの一部をご紹介させていただきます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日本翡翠はトレジャーハンティングの楽しみを味わえる宝石というだけではなくて、
およそ５０００年前から１５００年前まで、３５００年の長きにわたって、
日本列島の民の精神性を支えてきた神秘的なパワーオブジェクト（物実・ものざね）であることが、
並べた本を眺めているとわかります。
　
日本翡翠は日本人の魂を養ってきた宝玉であり、
この宝物が千数百年の月日を経て、現代という時代に再発見されたのは、
グローバリズムによって疲弊した私たちの魂を再生させるためであるようにもみえます。

（あちこちの女神たちを先頭に地の神々が力を合わせて、わしらが手助けしてやらないと、
日本列島は危ない、と協議した結果であるかもしれません。そんなことはないと思うけれど。）
　

数日来、翡翠とプレートテクトニクスについて思いを巡らせている。
地球は太陽のまわりを巡る惑星。
万にひとつの偶然が重なって、たまたまそういうことになってしまった。
そうやって今度は太陽からほどよい距離に、ほどよい大きさで存在するようになったために、
大気を保存することができ、大気の被膜を得た海で生命が芽生え、
どうしたわけか単細胞生物から多細胞生物に進化して、ついには自我を獲得、
私たちは否応なくここで暮している。
　
こういうふうな見方で翡翠が誕生した経過を追うと、
大銀河の端の方の小さな惑星でとんでもなく凄いことが起きたことがわかる。
　
地球という惑星は構造としては鶏卵に似て、
おもには鉄とニッケルがドロドロに溶けた超高温の核と、白身に相当するマントルと、
マントルを覆う地殻からなっている。
　
太陽系宇宙が誕生して、地球がこういう形になったのは
およそ４６億年前に始まった出来事ゆえとされている。
　
文明の誕生以来の人類の歴史に自分という存在を置くと、あまりに短くはかなくて、
誰れの生命も瞬き１回のうちに消えていくようにみえる。
それとは比べようもなく長い地球の歴史のなかに自分を置くと、はかなさを通りこして、
人間の生命もヤモリやカラスの生涯もさほど変わらないように思えてくる。
肥大した自我意識にとっては許しがたいことだろうけれど。
　
それでも自我は４６億年の時間の彼方へと、
あるいは何百光年も離れた空間の彼方へと自己を拡張していける。
このあたりが、自我意識を得た人類の素晴らしい点なのだろう。

（ときには、まあ、身勝手な想像を、確かな現実と思いあやまる愚かさもあるが）

（歴史はこうした一部の思い上がりたちの自分勝手な妄想にひっかきまわされてきた、
といえなくもないし）
　
地球の歴史に話題を戻して、地殻ができたことでプレート構造が必然的に生じて、
大陸プレートと海洋プレートの境界で翡翠が誕生することになったというところまで、
話を進めてみようかと考えている。
うまくいったらお慰みというもので、
それをリライトして「日本翡翠情報センターＨＰ」に入れたいと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　　　日本翡翠情報センター

で検索してみてください。

楽しいですよ。

北出さん、応援しています。