前回ご紹介させていただきました虫入り琥珀です。

その時この琥珀には沢山の虫が入っているとお伝えしましたが今回はその虫たちの写真をご紹介させていただきます。

ここにご紹介する虫たちは全部一つの琥珀（写真上）からです。


同じ生活環境の下、種類の違う虫たちがこの狭い琥珀の中に閉じ込められた訳ですから想像力たくましい方は

はてな　何があったんだろう？　

どうしてこの小さな琥珀に何種類もの虫が閉じ込められたんだろう？

ときっと考え込むに違いありません。


虫入り琥珀は琥珀全体からみるとその割合は非常に少ないと言われています。

右側の大きな虫も通常なら琥珀に足や羽を捕らえられても逃げ出せる確率が高かっただろうと思います。

仮に捕らえられても逃げ出すために琥珀と格闘し暴れたに違いありません。

この大きな虫にはにはそのような大きく暴れた形跡は見当たりません。

またいろいろな種類の虫が入っていますがその割に木の葉や砂などが少ないのです。

これは大地震や暴風が原因で柔らかい琥珀の上に虫たちが落っこちたのではないようです。


ハテ、どのような状況の下で虫たちは閉じ込められたのだろうか？

この琥珀の周りにはこれらの虫たちをおびき寄せる食物か心地よい場所かあるいは

敵や自然災害からの逃避場所だったかもしれません。

もしかしたら　近くに火山などの有毒ガスが発生しほとんど即死の状態で

琥珀の上に落下し閉じ込められたのではないだろうか？


はっきりしたことはわかりません　が　

この小さな琥珀が遠い白亜紀の世界に案内してくれます。


そこは　現実を離れた空想、夢の世界であり限りなく癒されます。



虫たちにも　オヤ？　と思わせるところがあります。


探すのも楽しいですよ