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2011/10/06 18:22
ミャンマーが大きく変わりつつあるようです。
最近のニュースを見ましても
1.スーチーさんが政府高官と対談、
2.ミッソン水力発電所工事中止
3.ミャンマーチャット高
と昨年までは考えられなかったことが次々とニュースに取り上げられています。
翡翠だけでも
3月のオークション(MYANMA GEMS EMPORIUM COMMITTEE主催)では2000億円以上の
売上があったのに7月のオークションでは出品ロット数が多かったにもかかわらず売上高が半減しました。
しかも落札したにもかかわらず未払い額が全体の約半分という情報もあり鉱山主など出品者は大変困っているといいます。
その影響からか例年10月末から11月に開催されていたオークションも延期または中止になりそうです。
3月と7月のオークションでなぜこんなに変わってしまったのか?
誰しも疑問に思うところです。
はっきりしているのは
翡翠の需要が極端に少なくなったとか、人気がなくなって
暴落したとかではないことです。
代金決済の通貨や税の問題とか言われていますが・・・・・?
真相はドウなんでしょう?
◆ ミャンマーへの外国人入国者数ですが一番多いのが中国、以下タイ、アメリカ、韓国、日本の順とか。
ミャンマーへの経済制裁を音頭を取って始めたアメリカですがヤンゴンに200億円以上の巨費を投じて
大使館を建設中ですし、次の時代を見据えた動きが活発になっているようです。
◆ ミッソンの発電所建設工事中止
エーヤーワディー(イラワジ)川上流のミッソンに建設中の巨大ダムの建設が中止とのニュースには
大変驚きました。
発電した電力の90%が中国へ送電される計画でしたから当然中国からの反発が予想されます。
それを重々承知の上での決断ですから驚きです。
環境保護団体やカチン族など少数民族の反対を無視してはより不安定になるということなんでしょうか?
だけど、 中国がすんなりとOKとは言ってくれなさそうですし・・・・・・・。
翡翠ビジネスに影響しなければいいんですけど。
最終的にどうなっていくんでしょうね。
写真上 ちょっとした憩いの場となっているミッソン 2010年3月 筆者撮影 左がメカ川、右がマリカ川
ミッソンとは川が交わるところという意味
この一帯は砂金が採れ盛んに採掘していました。
ミッチーナからミッソンへ行く道路の途中に住宅用や建設事務所用のプレハブが沢山建っていました。
最盛期には中国人労働者も膨れ上がります。
最終更新:2011/10/08 21:49