記事詳細
2011/08/24 17:09
ミャンマー産白亜紀の虫入り琥珀のご紹介です。
今回ご紹介するのはいずれも希少性の高いものばかりです。
日本の琥珀マニアは必ず所有されているであろう本「琥珀」アンドリュー・ロス著 城田安幸訳、文一総合出版発行
を参考にして稀少性の高いものを掲載しました。
写真上 サソリモドキ(の可能性が高いと思われる)ものです。
「琥珀」の43ページにサソリ目の説明がありますので引用させていただきます。
『サソリ目にはサソリがいます。・・・・・・サソリが琥珀から見つかることはほとんどありません。
もっとも、プラスチックの中にサソリを入れた偽物はシバシバ出回っていますが。
サソリモドキ目にはサソリモドキが含まれます。彼らは鋏のような触肢を持っていてサソリそっくりですがより小さく
尾の部分がありません。体長は数ミリです。彼らもまた、太って分節した体を持っています。
琥珀の中で見つかることは極めてまれです』
とあります。
上の虫 ごめんなさい。まだ調べてありません。
サソリモドキと同じ琥珀の中に入っているのでご紹介しました。
(琥珀の大きさ 21.44カラット 31.1×21.6×12.1mm)
写真下の数個の丸い物体、短い円筒状をしているのですがいったいなんなんでしょうね?
気泡でないことははっきりしています。
ムカデかヤスデは写真上部の斜めに寄りかかっているように見える細い針金状の虫です。
(琥珀サイズ 21.93カラット、29.8×22.2×8.7mm)
「琥珀」より引用44ページ
『多足類上網にはムカデやヤスデが含まれ、、いくつもの体節がありそれぞれの節には脚があり一対の触角をもっています。
・・・・・・ムカデは各体節に付属肢を持ち一対の曲がった牙が頭部の下にあります。ヤスデは各体節に2対の付属肢があり、
一般的にムカデよりも多くの脚を持っています。彼らは植物を食べるので、肉食性のムカデの持っているようなキバは
持っていません。・・・・・
琥珀の中から多足類が見つかることは非常にまれです』
で、写真のムカデかヤスデですがムカデにしては長いようですし、ヤスデにしては節のくびれが大きいように見えて
私には断定できません。
写真下上記写真のムカデのかヤスデの拡大写真
頭部にピントを合わせているので尾部はボケていますがほぼ完全体です。
写真下 ムカデ 細く馬蹄形に見えるのがムカデらしい動物です。
写真右側にも興味をそそられる物体があり探究心をそそられます。
(琥珀サイズ 32.49カラット 40.0×28.9×10.9mm)
ムカデの胴体中央部の黒点はムカデに接触していません。ムカデはほぼ完全体です。
拡大写真撮影 中央宝石研究所 琥珀外観写真は店長撮影です。
最終更新:2011/08/24 17:09
コメント 2件
2011/09/19 16:55:58
サソリモドキではなく・・
ADさん
ネット検索でたまたまたどり着きました。
一番上のムシはサソリモドキではなくカニムシですね・・。
2011/09/20 12:10:00
ADさん コメント有難うございます ジョイテ ック店長
ADさん、コメントいただきまして本当にありがとうございます。
実はこの琥珀、あるお客さんにお買い上げいただいているものなのです。
至急連絡いたしましてサソリモドキとして説明しお買い上げいただいたものですので
事情ご連絡し善処します。
もし差し支えありませんでしたらもう少しお教えいただけましたらありがたいのですが・・・・。