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2011/08/03 16:18
車で行ける分水嶺があると聞いて行ってきました。
そこは 山形県と宮城県との県境に近い堺田(さかいだ)というところ。
上の写真中央から流れ出してきた水はここで別れ別れとなって全く違った方向に向かって流れ出し
て行きます。小魚や子虫を育て緑をはぐくみ、時には急流となり、また、深い淵を作り流れ流れて
最後は海へと注ぎ込みます。
しかし、行った先は全く違った場所、
もう一緒になることは絶対にないと思われるほど離れていますが海流に乗ってまた会うことがあるかもしれません。
また、上昇気流に乗って雲となり雨となり降り注ぎ一緒になるかもしれません。
水は無機物ですが 人だったら!!!!!!!。
車を走らせながらこんなことを考えていました。
場所は
ご覧のように味方によっては別にどうってないところです。
しかし私には神秘的であり、森羅万象、大自然のすごさに夢さまよわせてくれる特別な場所でした。
ここの下流約30Kmのところにある義経、弁慶伝説とアユで有名な瀬見温泉に宿をとりました。
決して大きな旅館ではありませんが何よりも清潔で愛想の良いおかみさんが売りの宿です。
月曜日のせいかお客さんは少なく家内と二人の他、釣り師一人の貸切で泊まることが出来ました。
朝ぶろで一緒になった釣り師さんのお話、
ここに来る前に新潟に行ったがまったく釣れない、次に秋田に行ったがここでも思ったような成果が上がらない、
仕方なくここに来たが型も小さく数も30匹ほどと少ない。
5年ほど前には大きいのが1日80匹くらい釣れたのにとなつかしむように語ってくれました。
5年、10年では全く変わらないように見える小川ですが少しずつ変わっているんですね。
(この釣り師さん、語ってくれませんでしたが釣りを通じて自然の変化を敏感に感じ取っているようでした)
洗髪、髭剃りするほどの短い時間でしたが私には貴重な時間となりました。
( 今までにお風呂で見ず知らずのお客さんとお話したことあったっけ? なかったなあ
旅の良さは良い思い出が残るか残らないか? 仕事の内容は違いますがいろいろと教えられるところがありました )
※家内は、なでしこジャパンの佐々木則夫監督と同じ町の出身、家内のおかげで良い思い出が残りました。
感謝!
最終更新:2011/08/03 17:25