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2011/04/19 17:31
(上) 最高価格がついた原石の最高によい部分
ミャンマーニュースレター2011年4月号 届きました。
このニュースレター、最新のミャンマーニュースが掲載されていますので非常に役に立ちます。
今回私たちが参加したオークションについても記事になっていましたので以下全文を掲載します。
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ネピドーで開催の宝石競売会
売上げは2280億円
【ヤンゴン25日】
首都ネピドーで3月20日まで12日間に渡り開かれた翡翠を中心とする宝石(原石)競売の売上げは20億ユーロ
(2280億円)余りに上った1回の競売では過去最高。政府は年3回、競売を催しており、昨年は22億ユーロの
売上げがあった。
ミャンマー商工会議所連盟によると今回は1万3608個の翡翠が売れた。競売に参加したとレーダーは8719人で
うち5000人は中国など外国人。
競売に参加したトレーダーによると、翡翠の値上がりが顕著だ。
3年前は20~30万チャットで買えた物が今は150万~200万チャットすると言う。
中国の需要増で同国バイヤーが高値で購入するようになっているのが原因。
翡翠についで売れたのが真珠。
翡翠の主要産地はカチン州とザガイン地区で、特にカチン州パカン鉱山が有名。
採掘には免許を交付された30社余りが携わっている。
政府統計によれば翡翠販売収入は2005年の1億9800万米ドルに対し2010年は17億米ドル。
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1回のオークションで昨年の3回のオークション金額とほぼ同じとは正直驚きです。
当初、出品ロット数も多く高額で落札されないのでは? と不安な表情の出品者もいたのですが
結果だけ見るとすごい金額です。
高額品の健闘が一際目立ちます。
掲載したいずれの写真も1,000万ユーロ以上で落札されたものです。
緑でなくこの色でこの価格? 重量は170Kgあまりです。
重量62Kg、この色、品質で昨年の最高価格を上回って落札されているのですから恐ろしくなります。
カービングにしろ、バングルにしろこれと似たような品質、色のものはよく見かけましたし、最高のレッテルを張る
代物ではないですが・・・この価格。
ろうかん翡翠だと天文学的な価格が付くのでは? と空恐ろしくなるのです。
この調子だと 年3回のオークション売上高のみで日本の年間ジュエリー売上高に並びそうです。
中国市場の大きさを実感します。
また、中国だけでなくミャンマーの変化にも注目すべきでしょう。
最終更新:2011/04/19 17:31