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2011/02/18 13:54
最新のミャンマーニュースレターが届きました。
このニュースレターはミャンマーの今を伝える、日本で唯一の月間総合情報誌で 非営利活動法人ミャンマー総合研究所が
発行しています。
時たま 名刺交換した折に「ミャンマーに行きます」
とお話ししますと
「ミャンマーに行けるの? 危険でしょ」
という問いが返ってくることが多いですね。
確かにいろいろな制約がある国ですが普通の生活をするうえでは日本より安全と言ってもいいくらいなのです。
ミャンマーのこともう少し理解していただけるようこの場も少し使わせていただきます。
さて、
表紙に載っている主要記事は
◆ 新大統領にテイン・セイン氏、軍支配変わらず
◆ 徴兵制度を制定、兵役期間は2年、
◆ 源泉課税を1月から施行、軍系企業は適用除外
◆ 対ミャンマー制裁の撤廃、ASEANが欧米に要請
です。
日本関係では
◇ 日本海洋掘削が掘削を請け負い、発注は大宇
◇ ホンダがミャンマー進出か、商工会と協議
◇ バンコクの日本人商工会、ミャンマーに食品視察団
他数件 載っていますが割愛します。
今回はホンダの記事をもう少し詳しくお伝えします。
「ホンダがミャンマーに進出する可能性がありそうだ」 と ミャンマー現地紙が伝えた。
鈴鹿商工会議所がホンダ、フジコウ、 オートモール他自動車関連の17社が1月18日、
ミャンマー商工会議所連盟と話し合った。
自動車の組み立て生産、付属品製造、販売を計画している。
エンジンを含む部品の80%は輸入するという。視察団長は「2年前からミャンマーに着目してきた。
将来性が見込める市場だ」と語った。
ミャンマー工業協会のポーテイン会長は「これまで中古の日本車を輸入してきたが、合弁会社を設立
出来れば数千人の雇用を創出できる」と合弁に向けた期待を表明した。
日産車のマレーシアにおけるディーラーもミャンマーで自動車生産の合弁を検討しているという情報もある。
一方、昨年12月にマグエ工業区でようやく大型トラックの生産を開始したインドのタタモーターズは、
小型乗用車ナノのミャンマーでの生産を計画しており、年内に発売する意向だ。
年1000台の生産を計画している。
昨年1~6月にミャンマー国内で生産された自動車は8万2785台。日系ではスズキが進出している。
以上
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ここ数年、ミャンマーの道路や発電所建設などインフラ整備は急ピッチで進められており、石油、ガスの
収入も多くなり急速に様相を変えてきています。
相対的に日本の影響力はどんどん少なくなっておりちょっと悲しいことです。
経済関係だけでなく環境や医療、農業などたった一人で活躍できる場はミャンマーのそこここに広がっているのに
あまりにも情報が少ないのは非常に残念ですね。
「知らないからお化けのように怖がる。お化けの正体がわかれば全く怖くない」
お堅いお話で ごめんなさい。
次回は世界最古の”○○○”など琥珀のお話です。
数日 お待ちください。
最終更新:2011/02/18 14:46
コメント 1件
2011/02/18 19:54:13
いつも楽しみにしてます。
ぴーちさん
いつも楽しみにしています。
いつかこの連載を単行本化してほしいと常々思っている一愛読者です。
大体蘊蓄というものは下手すると嫌みになるものなのですが、
社長さんのブログは非常にためにある面白い蘊蓄がいっぱいで大好きです。
今のミャンマーの状況って日本人の変なイメージが先行して『幽霊の正体見たり枯尾花』ってやつですね。
次回へのつなぎ、引っ張りますねぇ~(笑)。楽しみにしてます。