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2011/01/13 16:13
3日前、クリスティーズ宝石オークションの案内をいただきました。
それによれば昨年11月29日に行われた香港宝石オークションでは売上高約7890万US$(約67億4300万円)で
宝石オークションとしてはアジア最大、クリスティーズとしては世界最大の出来高となった。
オークションを牽引したのは14.23カラットのピンクダイヤモンド(The Perfect Pink)でアジアで史上最高額となる
1億8千万香港ドル(約19億8千万円)で落札された。
10年前は数十万米ドルであった1カラットあたりの評価は162万7966ドルまで上昇した。
カラーダイヤモンドはその希少性と美しさから高品質のカラーレスダイヤモンドと同様に需要がますます高まっている。
とありました。
このオークションが行われた11月29日はミャンマーの首都ネピドーで行われたオークションの最終日に当たります。
この最終日かその前日の28日は重さ6Kgのピンクラベンダーの翡翠が落札された日。
どちらのオークションでも主役を演じたのはピンク色の希少な宝石、それもほぼ似た価格、
(ピンクラベンダー翡翠の落札価格1,989万9,999ユーロ 約22億2880万円)
それぞれのオークションでの最高価格でありました。
オークション会場はともにアジア地域内。
香港オークションではダイヤモンドの他にもルビー、サファイア、翡翠などのクオリティーの高い
アイテムに対しては、長期的な投資を目的とした、特に中国本土のお客様からの積極的な参加が見られたといいます。
次回クリスティーズの香港・宝石オークションは5月下旬ごろを予定しているとのこと。
この二つのピンクの宝石、場所は違っても同時にオークションによって所有者が変わった不思議な縁のある
宝石のような気がしましてご紹介させていただきました。
・・・・それにしても どうして日本では 景気の良い話は少ないんでしょうね?
※このダイヤモンドは銀座での下見会には出品されていなくて残念ながら実物を見ることができませんでした。
このオークションカタログ(2833)にはピンクダイヤモンドの歴史、産地など16ページにわたって紹介されており
とことん知りたい人にとっては貴重な資料になっています。
最終更新:2011/01/13 16:13