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2010/10/21 17:48
京都ショー(石ふしぎ大発見展)行ってきました。
その後、何かと忙しくブログも遅くなりましてごめんなさい。
京都ショーでは初めてミャンマー産琥珀(BURMITE or Burmese amber )バーマイトを出品しました。
テーブルひとつの簡素な出店でしたが、
なぜ東京じゃなくて京都なの? といいますと
正倉院の宝物に使われている琥珀はミャンマー産と言われ、
そう発表されたのが石ふしぎ大発見展の主催者である益富地学会館の設立者 益富寿之助博士だったからです。
ご一緒に正倉院の石製宝物の調査をされました藤原 卓氏には当時の様子をお聞きしたり、資料をいただいたりして
大変お世話になりました。
その御恩返しというと大げさですが京都ショーが一番ふさわしいと思ったからです。
さて、久しぶりにテーブルの一店員となりご紹介させていただきましたがご興味を持っていただいた方が多く
三日間、スタッフの永井と共に昼食抜きで応対させていただきました。
「バーマイトはね、バーマ(ミャンマー)のite(石・鉱物)という意味でイギリス人がビルマ産琥珀につけた
特別な名前なんです。
・・・バルチック産やドミニカ産よりずっと古く、約9650万年前のものなんですよ・・・・
紫外線を当てると青白く強い蛍光を発するんですよ・・・・
非常に産出量が少ないんですよ・・・・
チェリーレッド、ワインレッドと呼ばれる赤色系のものは特に希少です・・・・・ 」
と ついつい熱が入ってしゃべっていました。
いやー、こんな経験はかってなかったことです。
終了翌日は奈良 正倉院事務所に今春研究資料として提供していました琥珀の一部を引き取りに伺いました。
一般人はとても入ることが出来ない場所に入室を許され、研究室の案内と簡単な説明をしてくださったことは
思いもよらない事で嬉しく記念に残る体験でした。
22日の開会式及び内覧会にもご招待してくださいまして当日は勿論出席の予定です。
ほんの些細なことをしただけなのに・・・・、
たとえれば池に落とした小石の波紋のように心の中で、また周りの人々に広がっていくものなんですね。
私が琥珀を始めるようになったきっかけはお客様の一言からでした。
H・Yさん、ありがとう
最終更新:2011/04/05 14:19
コメント 1件
2010/10/21 19:06:00
縁の不思議。
瞳さん
琥珀が人と人の縁をつなげる。約9650万年前もの昔に生まれたものが
人の手にあるというのはとても不思議なことですね。
縁(えにし)を大切にするということは人を大事にするということかもしれません。
私も手元にある石(もちろん翡翠を含めて)は私に縁があったからこそ、
手元に来てくれたんだと思います。
いつも素敵な翡翠をありがとうございます。