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2010/06/18 11:54

 昨年秋に同じ正倉院の勾玉について書きましたが今回はその第2回目です。

 正倉院に保存されている勾玉は中倉179と南倉164及び南倉55です。

 南倉55のものは琥珀誦珠についている水晶の勾玉ですでに紹介したものですので

 今回は中倉179の勾玉についてです。

 前回 琥珀誦珠についている勾玉について調べているうちにこの琥珀はビルマ産のものである可能性が高い

 という文献に接し真相を知りたいと思っていたのですが 数ヶ月前、東京国立博物館 資料館で「正倉院宝物の素材」

 日本の美術439 2002年12月発行 成瀬正和著 至文堂 及び同じ著者の「正倉院の宝飾鏡」をみつけることができました。

 琥珀の話は別の機会にして・・・・

 その中には沢山の正倉院関連の本の中でもほとんど掲載されていない曲玉の写真があったので

 掲載させていただきます。(この本では勾玉でなく「曲玉」が使われています)


 正倉院の曲玉

 

 説明では 

 「正倉院に伝わる曲玉はあるいは前代のものが伝世したのではと考えられている。

 上列の淡緑色のものが新潟県西頸城地方産の翡翠、中央列の濃緑色のものと下列の

 褐色のものは島根県玉造花仙山産の碧玉と瑪瑙である」

 とあります。

 また 別ページに 翡翠について書いてありそれによれば

 「正倉院にある翡翠はすべて曲玉として加工している。

  産地は新潟県西頸城地方産のもので淡緑色のもので

  金銅杏葉形裁文についているものと個別に保存されているものがある」

  とあります。

  正直な話 正倉院にこんなに沢山の勾玉があるとは知りませんでした。

 
  で、俄然 好奇心がわきましてさらに読み進んでいくと

 正倉院の石製宝物の材質調査は昭和63年にされていることが分かりました。

 中心になって調査したのは京都の益富寿之助氏だったとのこと。

 日本地学研究会館を設立(現 益富地学会館)された方であり

 石ふしぎ発見展などでお名前は良くご存知の方も多いことでしょう。

 早速 当時の資料なんかが残っていないだろうかと問い合わせしまして

 先日開催されました新宿での鉱物ショーでいただくことができました。

 もう嬉しくてうれしくて 小冊子ながらも私にとってはお宝です。

 次回は 金銅杏葉形裁文 についている勾玉についてお話しいたします。

最終更新:2010/06/18 11:54

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