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2010/04/07 11:01
お待たせしました。
4月3日早朝 ミャンマーから帰りました。
今回は翡翠の仕入れだけでなくあちこち動きまわりましたのでそれだけ皆様にお伝えしたいことが沢山です。
生来の遅筆ですが出来るだけお伝えしていきますね。
その前に「香雪斎」のことを旅立ちの前に書いてUPしたのですが何故か消えてしまってせっかくの努力も水の泡。
いやあ、ショックでした。
そんなわけで「香雪斎」のことは後回しになりますがご了承ください。
さて、ミャンマーのお話です。
今回は参加できなかった翡翠オークションの話から始めます。
このミャンマー鉱山省主催のオークション、正式には「MYNMA GEMS,JADE & PEAL EMPORIUM」といいその名の通り、
ルビーサファイアなどの宝石、真珠それに翡翠のオークションが行われます。
年4回行われるオークションのうちでも春、秋に行われるのが規模が大きく行われます。
なかでもメインの翡翠が出品数、売り上げ共に群れを抜いています。
その翡翠オークション、今回どのくらいの規模だったかというと
出品ロット数 10327 落札率 約70%
総売上高 約500億円余り (史上最高)
最高落札ロット 2ピース275Kgの原石 約11億円余り (これは1Kgあたり400万円以上になります)
これだけではピンと来ないと思いますが では日本の業者がどれだけ落札したかといいますと
ここで数字が出せないほどお寒いものです。
仮に1億円だったとしても500分の1です。
見方を変えて
日本のジュエリーの年間売上高が1兆円に満たないですからそのうち翡翠の売上高はどのくらいでしょうか?
圧倒的に多いダイアモンドと真珠、それに翡翠も含まれる色石をあわせてですよ。
仮に翡翠の売上高が1%ととしても100億円にしかなりません。
今回一番たくさん買った会社は中国の会社で何と20億円以上に上ったといいます。
推測するにこの会社だけで日本の全翡翠売上高より多く売上げるでしょう。
今回も「翡翠は高くなっている」という話を何回となく聞きました。
特に質の良いものは将来の値上がりを見越して売りたがりません。
翡翠を買おうと考えられている方も多いと思いますがお買いになる目的は
何なのか良く考えることが大切ですね。
将来 『この翡翠を買ってほんとによかった』
と思える翡翠はあなたにとってどんな翡翠でしょうか?
最終更新:2010/04/07 11:01