定番のクリームパン

菓子パンは、日本生まれのパンのひとつです。明治時代初期にあんパンが酒の麹を利用して作られました。
以来、クリームパン、ジャムパン、メロンパンなども作られ、幅広い年齢層に受け入れられています。
ここでは、カスタードクリームを包み込み、スライスアーモンドをトッピングしたクリームパンを紹介します。
クリームを換えることで、チョコクリームパンなどのバラエティーをお楽しみください。
粉末のカスタードクリームを使うと、少量で色々な味のクリームが作れて便利です。

材料(10個分)

材料名 分量 1個あたりの分量

強力粉(カメリヤ)

300g

サフインスタントドライイースト金

6g

5g

砂糖

30g

30g

165g

無塩バター

30g

カスタードクリーム

400g

【トッピング】

アーモンドスライス

適量

作り方

1.計量・下準備

すべての材料を計量します。
強力粉、油脂は、室温に戻しておきます。


2.ミキシング

バター以外の材料を入れて、ニーダーで20分間捏ねます。
捏ね上げ温度が27℃前後になるよう材料の温度を調節して下さい。

※夏場など室温が高いとき(28℃以上)は、パンの出来上がりが悪くなるので、必ず冷水(約5℃)を使い、粉などの材料も冷しておきます。
また、冬場など室温が低い(約10℃以下)ときは、ぬるま湯(約30℃)をお使いください。
※冷水は、あらかじめ冷蔵庫で冷した水に氷を入れると手軽に5℃以下に出来ます。

全体的に生地がまとまってきたら、細かく刻んだバターを入れます。
(捏ね始めてから5~10分を目安にして下さい。)

3.グルテンチェック

捏ね上がったら、写真のように生地をゆっくり引き延ばしてグルテンチェックをします。
薄い膜状に伸びればOKです。

4.発酵

離型油やショートニングをぬったボウルに、表面をキレイに丸めた生地を入れます。
温度32℃、湿度75%の発酵室で一次発酵を行います。
(40~60分間)

※発酵には、オーブンの発酵機能を使いましょう。
機能が無い場合は、発泡スチロールやプラスチックの衣装ケースに、ボウルとお湯を入れたコップを入れて、簡易な発酵室を作りましょう。

生地の大きさが、約2~2.5倍になれば発酵完了です。


5.フィンガーチェック

フィンガーチェックを行い発酵状態を確認しましょう。
指を生地に差し込んで、ゆっくり抜きます。
跡がしっかり残れば発酵完了です。

6.分割・丸め

生地を、10個に分割します。
分割した生地は、表面がキレイになるように丸めます。

7.ベンチタイム

丸めた生地は、パンマットなどを利用して15分間ほど、ベンチタイムをとります。

    定番のクリームパン

8.成型

めん棒で生地をだ円形に伸ばします。
(おおよそ縦12×横8cm)
クリームを生地の上にしぼります。(約40g)

    定番のクリームパン
    定番のクリームパン

とじ目を押さえて形を整えます。(半月形)
スケッパ-で数ヶ所に切り込みを入れます。

    定番のクリームパン
    定番のクリームパン

9.最終発酵

二次発酵をします。
温度34~36℃、湿度75%発酵室で二次発酵を行います。
(40~50分間)

    定番のクリームパン

10.焼成前準備

二次発酵が完了した生地の表面に、刷毛でやさしくぬり玉をします。
その上に、スライスアーモンドを3~5枚程度散りばめます。

    定番のクリームパン

11.焼成

190℃のオーブンで約15分焼成します。
(または、250℃に予熱した電気オーブンを200℃に設定し、12分間焼成する方法もあります。)

※オーブンの機種・小麦粉等の違いにより焼き上がり時間・焼き上がり方は異なります。お持ちのオーブンに合わせて、温度や時間を調節してください。

表面が美味しそうなきつね色になったら出来上がりです。

    定番のクリームパン

12.完成

    定番のクリームパン

備考

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