ベーシックなパネットーネ
(パネトーネ)

イタリアで古くから愛され、主にクリスマス前に食べられてきた伝統的なパネットーネです。
漬け込みフルーツの熟成度合いや、生地との馴染み具合によって、時がたつにつれて変化する味わいを楽しめます。
中種法で作ることにより、しっとり柔らかな食感を長期間楽しめます。

中種法(オーバーナイト)とは

使用する小麦粉の50%以上と、イースト(酵母)と水を混ぜ合わせた後、発酵させて中種を作ります。そして中種に残りの材料を加えて本捏ねをして、生地を作る製法です。

作り方 作り方

1.下準備

2.中種ミキシング

材料 中種材料

                 
材料名 分量

【中種】

 

強力粉(はるゆたかブレンドプレミアム7)

280g

パネトーネ種(ナトビス)

35g

上白糖

35g

3.5g

セミドライイースト金

0.7g

卵黄

70g

126g

バター

56g


・セミドライイーストを水で溶かしておきます。
・強力粉、パネトーネ種、上白糖、塩を入れてよく混ぜ合わせておきます。

ボウルにイースト溶液を入れ、混ぜておいた粉類、卵黄の順番で加えて、捏ねていきます。
ある程度なめらかな状態になってきたら、バターを加えて更に捏ねていき、綺麗に丸めて分量外の油脂を塗ったボウルに入れます。

3.フロアタイム(オーバーナイト)

冷蔵庫(約5℃)で一晩発酵させます。

4.復温

冷蔵庫から取り出し、生地の中心温度が約15℃になるまでしっかりと復温します。

5.本捏ミキシング

・セミドライイーストを水で溶かしておきます。
・強力粉、上白糖、トレハロース、塩を入れてよく混ぜ合わせておきます。

ボウルにイースト溶液を入れ、混ぜておいた粉類、ヨーグルトペースト、卵黄、復温した中種の順番で加えて、捏ねていきます。
ある程度なめらかな状態になってきたら、バターを加えて更に捏ねていきます。

その後、少しずつ水を加えて(バシナージュ)その都度しっかりと捏ね、再度なめらかな状態になれば、四角形になるようにめん棒で生地を延ばします。
延ばした生地の上に、漬け込んでおいたドライフルーツをのせて包み込み、生地をまとめます。

バシナージュ(加水法)

適量の加水で生地を作り、少しずつ水を足してミキシングしていくことで、小麦粉本来の吸水力以上の水分を生地に添加することが出来ます。

6.フロアタイム

7.分割

1個約620g(2個分)に分割します。

8.成形

丸めて形を整えます。
生地を型に入れます。

9.ホイロ

温度32℃、湿度80%(発酵器)で約90分発酵させます。

10.焼成

200℃に予熱しておいたオーブンに入れ、約5分焼き、180℃に再設定して約40分焼きます。

※オーブンの機種・小麦粉等の違いにより焼き上がり時間・焼き上がり方は異なります。 お持ちのオーブンに合わせて、温度や時間を調節してください。

11.完成

    ベーシックなパネットーネ

備考
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