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Precious Stone

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ルース(裸石)とは、色々な形状にカットされた宝石や珠の状態の真珠で、指輪やペンダント等の宝飾品に作られていない状態のことを言います。

  • アイオライト
    アイオライト
    IOLITE
  • アクアマリン
    アクアマリン
    AQUAMRINE
  • アメシスト
    アメシスト
    AMETHYST
  • アレキサンドライト
    アレキサンドライト
    ALEXNDRITE
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    ANDESINE
  • エメラルド
    エメラルド
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  • オパール
    オパール
    OPAL
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    ガーネット
    GARNET
  • カイヤナイト
    カイヤナイト
    KAYANITE
  • クォーツ
    クォーツ
    QUARTZ
  • クリソベリル
    クリソベリル
    CHRYSOBERYL
  • クンツアィト
    クンツアィト
    KUNZITE
  • コンクパール
    コンクパール
    CONCH PEARL
  • サファイア
    サファイア
    SAPPHIRE
  • シリトン
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    CITRINE
  • シリマナイト
    シリマナイト
    SILUMANITE
  • ジルコン
    ジルコン
    ZIRCON
  • スピネル
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    SPINEL
  • スフェーン
    スフェーン
    SPHENE
  • ダイヤモンド
    ダイヤモンド
    DIAMOND
  • タンザナイト
    タンザナイト
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  • トパーズ
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  • トルマリン
    トルマリン
    TOURMALINE
  • 翡翠
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    JADEITE
  • ペリドット
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    PERIDOT
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  • ムーンストーン
    ムーンストーン
    MOONSTONE
  • ラリマー
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    LARIMAR
  • ルビー
    ルビー
    RUBY

Loose Stone Description

アイオライト

IOLITE

アイオライトとは - スミレの花の色、菫青(きんせい)石と呼ばれています。
多色性が強く青色のサファイアに似ているのでウォーターサファイアというコマーシャルネームで呼ばれる事もあります。
この石は柱状結晶の伸長方向からは青色が綺麗に見え、垂直方向からは無色に見えるのが特徴です。
ごく稀に垂直方向から見ても色ムラがなく、どこから見ても青く綺麗なルースもあります。
透明感のあるものは正にスミレの花のような優しい雰囲気を感じさせます。

アクアマリン

AQUAMRINE

アクアマリンとは - その名に相応しい涼しげで上品なこの石はエメラルドと同じベリルの一種で、欧米で人気があります。
ブラジルの宝石としても有名で100年以上前から産出されてきました。
20世紀中期にブラジルのミナス・ジェライス州にあるサンタマリア鉱山で最上質のアクアマリンが産出されたのをピークに産出量にかげりが見えています。
1991年にアフリカのモザンビークで鉱山が見つかり、ここ10年ほどサンタマリア・アフリカーナとしてブラジル産アクアマリンのお株を奪ってきましたが最近はあまり見かけなくなりました。

アメシスト

AMETHYST

アメシストとは - 水晶に含まれる微量の鉄分が母岩に含まれる放射性元素から永年にわたって放射線を受け続けた事で紫色になったと考えられています。
アメシストは紫水晶と呼ばれ、昔から水晶の中で最も人気があり、珍重されてきました。
日本でも以前は大変人気がありましたが、最近はあまり注目されていません。
19世紀初頭に発見されたブラジル産のアメシストは、今まで質・量とも世界を圧倒してきました。
数少ない紫色の宝石の一つとして、他の宝石と比べて美しいものが手に入りやすいので、今は買い時かと思います。

アレキサンドライト

ALEXNDRITE

アレキサンドライトとは - クリソベリルと同じ金緑石に属しています。
自然光の下では緑や青に見え、白熱灯やロウソクの明かりの下で赤や赤紫に変色するのが最大の特徴です。
1830年にロシア・ウラル山脈東側のトコワヤでこの石が初めて発見された時、焚き火の光の下で石が真っ赤に変色したことに驚き、時の皇帝ニコライ1世に献上されました。
その石は皇太子アレキサンドル2世の名をとってアレキサンドライトという名前がつけられました。
ロシアで産出したのは遥か昔の事で、近年良質のものを産出してきたブラジルでも最近は採れなくなってしまいました。
変色が綺麗なものは高価で市場に出回らないため、入手は困難になってきています。

アンデシン

ANDESINE

アンデシンとは - アンデシンは2002年にコンゴ共和国で発見されました。稀に見る綺麗な赤は銅によるもので、インクルージョンが少なく透明感に優れた石は稀少性が高く注目されています。通常はもっとオレンジ色に近く、アベンチュリン効果(結晶中の鉱物が光を反射して輝いて見える現象)が見られます。最近は中国でオレンジ色のアンデシンが産出されています。

エメラルド

EMERALD

エメラルドとは - 宝石の王様と呼ばれ、その歴史は紀元前4000年まで遡ります。古代ローマ時代には絶世の美女と言われたクレオパトラをも魅了したと伝えられています。アクアマリンやモルガナイトと同じベリルの一種で、美しい緑の発色はクロムやパラジウムによるものです。『キズのないエメラルドと欠点のない人間はいない』という諺があるように、結晶内部にはキズのように見える特有のインクルージョンがあり、これが天然の証となります。良質なエメラルドの産出地であったコロンビアからの輸入量は、この10年で一割以下に落ち込んでしまいました。今後は質の良いエメラルドを手に入れる事がとても難しくなると思います。
  • オパール

    OPAL

  • ブラックオパール

    BLACK OPAL

  • オパールとは - オパールは角度によって色が変わって見える遊色効果が最大の特徴ですが、これは、微細な球状ケイ酸塩の規則的な配列が光を回折させることで起こる現象です。
    厚さ1mmのオパール層が生み出されるには数万年の歳月を必要とします。
    遊色が素晴らしいオパールは存在自体が奇跡と言うよりほかありません。
    オパールは種類が豊富で、貝殻や動物の骨の化石がオパール化したものや、ホワイトオパール、ブラックオパール、ボルダーオパール、マトリックスオパール、優れた透明感と独特な遊色のメキシコオパール、遊色効果を示さない不透明なコモンオパールなどがあります。
    1863年にオーストラリアで初めて宝石質のオパールが発見されて以来、オパールといえばオーストラリアと言われるくらい質・産出量ともに群を抜いています。
  • ブラックオパールとは - 黒い母岩の上にオパール層ができたものがブラックオパールと呼ばれます。黒い母岩とのコントラストによって、オパールの遊色が一層鮮やかなものに見えるのが特徴です。濃いブルーやグリーンの生地の上で赤やオレンジ、青、緑の遊色が光を受けて鮮やかに煌く様は、あたかも万華鏡を覗いているかのようです。一級品のブラックオパールの条件は、鮮やかな赤が入っていることとされていますが、基本的には曇りがなく鮮明な遊色であることが重要です。

ガーネット

GARNET

ガーネットとは - その色がザクロの果肉を連想させることから和名で柘榴(ざくろ)石と呼ばれていますが、ガーネットの中には緑色の種類もあります。
赤系統のガーネットにはロードライト、スペサルティン、アルマンダイト、現在では見かけなくなってしまったパイロープなどがあり、黄味を帯びた橙から赤まで色のバリエーションが豊富です。
緑系統のガーネットに比べて産出地域が広く、産出量が多いです。
グリーン系のガーネットにはデマントイドや、グリーングロッシュラーなどがあります。限られたところでしか産出されないため、質の良いものは稀産傾向にあり、赤系統のガーネットより価格は高いものが多いと言えます。

カイヤナイト

KAYANITE

カイヤナイトとは - ギリシャ語で「暗い青」に由来するこの石は、和名では藍晶(らんしょう)石と呼ばれています。
宮沢賢治は一世紀近く前に『まなづるとダァリヤ』の一節で、この耳慣れない宝石で夜の空を描いています。
2000年頃までは、ブルーブラックのインクを薄めたような色で、カットのよくないものが多かったのですが、最近では最上級のサファイアのような美しいブルーのものが手に入る事があります。
この石は線状のインクルージョンが非常に多く、同じ結晶でも方向によって硬度が異なるために、カッティングが非常に難しいのが特徴です。
綺麗にカットされた鮮やかなブルーのものはレアストーンとして貴重な存在で、目が離せない魅力的な石と言えます。

クォーツ

QUARTZ

ルチルクォーツとは - ルチルの針状結晶をインクルージョンとして内部に含んだクォーツ(水晶)を指します。二酸化チタンの結晶の一つであるルチル(金紅石)は金色、赤、褐色、黒などの色をしており、ダイヤモンドよりも強い輝きが特徴です。ルチルクォーツは近年、ビーナスヘアストーンとして脚光を浴びており、特にスターバースト(内部でルチル結晶が放射状に広がったクォーツ)は、その稀少性から高い人気があります。
  • クリソベリル

    CHRYSOBERYL

  • クリソベリルキャッツアイ

    CHRYSOBERYL  CAT'-EYE

  • クリソベリルとは - 和名を金緑石と言い、その名のとおり黄色・帯緑黄色・緑・褐色などの色があります。耐久性と優れた透明感を兼ね備えているため、上手にカットすると煌きが素晴らしいルースを見ることができます。最上級のものはロシア産やスリランカ産のものが多かったのですが、最近ではブラジル産、ミャンマー産、マダガスカル産のものが多いようです。
  • クリソベリルキャッツアイとは - カボションカットにしたクリソベリルの球面に、猫の目を思わせる一筋の線(キャッツアイ効果)が見られるものを言います。スリランカ産のハニーカラーのものが最高品質のクリソベリルキャッツアイとされています。20年程前までは一般に「キャッツアイ」と言えばクリソベリルキャッツアイのことを指していましたが、最近はキャッツアイ効果をもつ様々な宝石を見かけるようになりました。キャッツアイの素地はクリソベリルの結晶の中に針状のルチルや、羽毛状の液体インクルージョンを取り込むことによって生み出されますが、研磨する人間の卓越した技術がなければ美しいキャッツアイが誕生することはありません。美しいキャッツアイは存在そのものが奇跡と思えます。

クンツァイト

KUNZITE

クンツァイトとは - アメリカのカリフォルニア州で産出されていたこの石を、1902年に学会誌に発表した宝石学者 G・F・クンツの名をとってクンツァイトという名が付けられました。クンツァイトはスポジュメンという鉱物のピンク色の結晶だけに付けられた名前で、グリーン系のスポジュメンはヒデナイトと呼ばれます。スポジュメンの結晶は特定方向に割れやすい特徴があるため、理想的なアングルを見つけて研磨する必要があります。産地はブラジル、パキスタン、アフガニスタンなどに限られています。
コンクパール

CONCH PEARL

コンクパールとは - カリブ海沿岸の浅瀬から深さ30mまでの砂底上に生息するピンク貝から採れるパールです。
ピンク貝は巻貝なので、二枚貝のように核を入れて真珠を養殖することが出来ません。その為、1個の宝石質のコンクパールを採るために必要なピンク貝は5万個とも10万個とも言われています。
中でもフレームマーキング(火炎のような模様)がはっきり出ているものほど稀少で、濃いピンク、赤、紫の色調のものは価値が高いと言われています。
最近は採取量も激減しており、ますます入手が難しくなってきています。

サファイア

SAPPHIRE

サファイアとは - コランダムという鉱物のうち、赤いものだけがルビーと呼ばれ、それ以外はすべてサファイアと呼ばれます。和名で青玉と呼ばれている事からも分かるように、サファイアを代表するのはやはりブルーサファイアです。中でも、1881年から20世紀中ごろまでインドとパキスタンの国境付近に広がるカシミール地方で採れていた矢車菊の色をしたブルーサファイアは、幻の宝石として有名です。スリランカ産のブルーサファイアや、ハスの花の色をしたパパラチャサファイアにも以前は素晴らしいものがありましたが、最近では良いものを見かける事がなくなりました。最近の市場では、タンザニア産やマダガスカル産のサファイアが主流になってきているように思います。
シトリン

CITRINE

シトリンとは - クォーツの一種で、結晶に含まれる鉄イオンによってイエローを中心とした色のバリエーション(ゴールド、ブラウン、オレンジ、レッドなど)が見られます。マディラシトリンと呼ばれる赤橙色のシェリー酒のようなシトリンが最も稀少とされていますが、黄色いシトリンにも素晴らしい色彩や透明感、輝きを持つものが沢山あります。天然のシトリンは小粒なものが多いので、アメシストを加熱処理する事でシトリンに変えられたものが多いです。

シリマナイト

SILUMANITE

シリマナイトとは - エール大学の化学・地質学者 B・シリマンにちなみ命名されました。この石はカイヤナイトやアンダリュサイトと同じ、アルミニウム珪酸塩という鉱物です。色は無色・帯黄色・緑色・褐色・青色を呈するものなど様々で多色性があります。インクルージョンが少なく透明感のある綺麗なものはあまり見かけませんが、繊維状や針状のインクルージョンが多く見られる石なので、キャッツアイ効果を現すものがあります。日本にはブラウンや半透明グレーのキャッツアイ効果があるルースが多く輸入されています。素晴らしいキャッツアイを呈する石が比較的安い価格で入手できるのが魅力です。

ジルコン

ZIRCON

ジルコンとは - アラビア語で「朱」、ペルシャ語で「金色」を意味する言葉がこの石の語源になっています。
ジルコンは比重が高いため、輝きが強いのが特徴です。
純度の高いジルコンは無色であるため、ダイヤモンドの代用として使われてきました。
結晶に不純物が混じることで様々な色のジルコンが生まれ、趣深いものになっています。

スピネル

SPINEL

スピネルとは - インクルージョンとしてアパタイトやジルコンの結晶が見られるのが特徴です。
色のバリエーションが豊富で透明感に優れた美しいものがあり、硬さもコランダムに近いためルビーやサファイアによく間違われます。
イギリス王室の第一公式王冠に装着された燃えるように輝く赤い石は、14世紀に「黒太子のルビー」と呼ばれていたものですが、後に調べたところスピネルであったというのは有名な話です。
これまで大粒の素晴らしいものが多かったスリランカ産スピネルは近年産出量が少なくなっており、代わってミャンマー産のものが市場を賑せています。

スフェーン

SPHENE

スフェーンとは - 正式な鉱物名はチタナイトといい、組成に含まれるチタンが名前の由来になっています。
緑~黄色・褐色などの色があり、非常に強いファイア(煌き)と多色性が特徴的な石です。美しくカットされたスフェーンはダイヤモンドと比較しても輝きが強く、虹のような煌きを持つものがある魅力的な石です。

ダイヤモンド

DIAMOND

ダイヤモンドとは - 地球上に存在する石の中で、最も硬く、そして最も有名な宝石と言えるダイヤモンド。ほとんどの鉱物は複数の元素の組み合わせで成り立っていますが、ダイヤモンドは炭素単体からできあがっています。
地球内部の130~200kmの深さにある、マントルと呼ばれる場所で生成され、その後地殻変動を経て、マグマの流れに乗って地表へと運び出されました。
ダイヤモンドをパワーストーンとして見る時は、八面体の原石が最高の形です。
これは天と地のエネルギーを統合する理想的な形であり、強力な活性作用と、未来を切り拓いてゆく力、その他にもカリスマ性を与えます。カットをしたダイヤモンドの場合は、強烈な二面性を持つエネルギーへと変化します。プラス面のみならずマイナス面までも、 持つ人のエネルギーを強烈に増大させる石であり、小さなチップであってもその力は非常に強力です。
また、エンゲージリングの定番でもあるように、永遠の絆を象徴するダイヤモンドは、人間関係や事業などを強固に結びつけてくれるそうです。白いものは永遠の絆を、ピンクのものは喜びを、黒いものは悪霊祓いのエネルギー傾向が強いと言われています。

タンザナイト

TANZANITE

タンザナイトとは - サファイアのような濃い青が素晴らしく、非常に強い多色性を持った印象的な石です。
正式な鉱物名はゾイサイトと言うのですが、ティファニーが産地のタンザニアにちなんでタンザナイトというコマーシャルネームをつけてプロモーションを行った結果、正式な名前よりも有名になってしまったという経緯があります。
  • トパーズ

    TOPAZ

  • ブルートパーズ

    BLUE TOPAZ

  • トパーズとは - 和名では黄玉、その名の通りの黄金色から赤味の強いシェリー酒のような色まで、色の種類が比較的豊富です。
    トパーズは本来、無色透明なものが圧倒的に多い上に結晶の特徴からインクルージョンが多く、良い原石が稀少です。その為、色の良いものはインペリアルトパーズと呼ばれます。
    質の良いトパーズはブラジルから産出されてきましたが、近年はパキスタンでも綺麗な色のトパーズが採れるようです。
  • ブルートパーズとは - 無色透明のトパーズの結晶に熱または放射線を照射し、内包する元素を変質させて綺麗な青を発色させた処理石です。これは天然のトパーズの原石を無駄にせず、付加価値をつけるために考え出された手法ですが、処理を施したからといって必ず綺麗なブルートパーズになるわけではありません。綺麗な色のブルートパーズのみが研磨されて、処理を含めた評価を受けて市場で売買されています。
  • トルマリン

    TOURMALINE

  • トルマリンキャッツアイ

    TOURMALINE CAT'EYE

  • ウォーターメロン

    WATER MALON

  • パライバ トルマリン

    PARIBA TOURMALINE

  • トルマリンとは - 和名で電気石と名づけられたこの石は、柱状結晶の片側にプラス、もう一方にマイナスの電極を持っています。
    その為、熱を加えると静電気を帯び、チリやホコリを吸い付けます。
    カラーバリエーションの非常に豊富な石で、色の違いは内包される微量元素の組み合わせの違いによるものです。
    結晶の途中で別の色に変わっていたり、沢山の色が混在したりするものがあり、多様なバリエーションを呈します。
    インディゴブルーやルベライトの質の良いものは稀少なために高い評価を得ています。
    ブラジル産のグリーントルマリンにもエメラルドに負けない綺麗な色のものがあり、とても人気があります。
    この石の魅力は価格の割に、多彩で美しいルースに出会えるところにあります。
  • トルマリンキャッツアイとは - トルマリンは結晶中に含まれる微量な元素の組み合わせによって、驚くほど多様な色を私たちに見せてくれます。
    トルマリンの結晶の中でキャッツアイ効果が現れるものはごく一部であり、その美しさを引き出せるか否かは宝石を研磨する者の経験と腕によります。
    その為、カラー・プロポーション・キャッツアイ効果の三拍子揃ったトルマリンキャッツアイを手に入れる事は極めて難しいと言わなければなりません。
  • ウォーターメロンとは - トルマリンの結晶を垂直方向にスライスした際に外側が緑、内側が赤の色の組み合わせがウォーターメロン(スイカ)に見えたことに由来します。
    現在では複数の色が年輪のように折り重なったトルマリンの結晶の総称として使われています。
    トルマリンの結晶は内部に微量な元素を取り込んで様々な色合いを生み出す過程で、キズ状のインクルージョンを内包しやすいのですが、それを度外視しても不思議な面白みを感じる事が出来ます。
  • パライバ トルマリンとは - エルバイトに分類されるブルーやグリーンのネオンカラーが魅力のトルマリンで、1980年代後半にブラジルのパライバ州で発見されたことに由来します。
    インクルージョン(内包物)が多いのが特徴ですが、質のよいものは光を当てると煌きと鮮やかさが増して独特の魅力があります。
    1988年にブラジルの市場に出回るようになり、翌89年にアメリカのツーソンで毎年開かれている世界最大の宝石見本市に出品され、一躍世界から注目されることになりました。品質によらず産出量が少なく、色が良くてインクルージョンが少ないものは稀少です。

翡翠

JADEITE

翡翠とは - カワセミの羽毛の色に由来し、翡は赤、翠は緑を表しています。
実際には白いものから黒、黄色、赤茶、薄紫などの色もあります。
緑色の評価が最も高く、次いで薄紫色が評価されています。
翡翠には硬玉(ジェイダイト/ひすい輝石)と軟玉(ネフライト)の2種類があります。古来、中国では硬くて美しい石は玉と呼ばれていました。
その中でも硬玉と軟玉は美しく靭性に富んでいたために珍重されてきました。
翡翠は中国の石と思われる方が多いのですが、良質な翡翠はミャンマーで産出されており、中国は200年以上も前からこの翡翠を輸入してきました。ろうかんと呼ばれるミャンマー産の透き通った緑色の翡翠が最高品質とされていましたが、現在ではほとんど目にする機会はありません。

ペリドット

PERIDOT

ペリドットとは - 美しい橄欖(かんらん)石の結晶だけが研磨され、宝石のペリドットになります。橄欖石は高温のマグマから生成され、主成分の珪酸マグネシウムに微量の鉄分が入りこむことで美しい緑になります。オリーブの実の色をしていることからオリビンとも呼ばれています。
火山のあった場所から見つかるため、世界のいたるところで産出されますが、質の良い結晶の産地は限定されます。
以前はスリランカやミャンマーで最良質の結晶が採れていましたが、今では手に入れる事が難しくなりました。
インクルージョンが多いため、大きくて良質の結晶は稀少です。

ベリル

BERYL

ベリルとは - 組成にベリリウム元素を含むケイ酸塩鉱物の総称です。
ベリルは種類が豊富な石で、エメラルドやアクアマリンなど名の知れたものから、黄金色のヘリオドール、無色のゴッシェナイト、赤いレッドベリル、緑色のベリルでありながらエメラルドとは違った色合いのグリーンベリル、オレンジからピンクの色合いのモルガナイトなどがあります。
最近では、透明感が良くてキズのない色の綺麗なベリルが市場に出てきています。

ペリドット

MOONSTONE

ムーンストーンとは - 月長石という和名の通り、鉱物としては長石に属しています。 ムーンストーンの語源となった独特な光沢は、正長石(オーソクレース)と曹長石(アルバイト)の薄い層が互いに重なり合った構造によるものです。
曹長石の層が厚いと白い光沢が生まれ、薄いと青い光沢が生まれます。
決まった方向からしか光沢を見ることができないのはこの層構造によるためです。
ムーンストーンの最大の産出地はインドですが、スリランカでも良質で大きなものが採れます。

ラリマー

LARIMAR

ラリマーとは - ドミニカ共和国のバオルコだけで産出される青いペクトライト(曹珪灰石)に付けられた通称です。鉱物としてはペクトライトに分類されます。ホワイトからブルーにかけての爽やかな色味が幻想的な模様を作り出しているのが特徴です。中でもカリブ海を思わせるような雰囲気のラリマーが最も好まれています。ラリマーは10年ほど前から市場に出回っていましたが、近年の急激なパワーストーン人気に品質の良いラリマーの産出が追いつかず、稀少性が高まっています。

ルビー

RUBY

ルビーとは - コランダムに属しており、和名を紅玉と言います。
化学的な組成はサファイアとまったく同じですが、色の赤いものだけがルビーと呼ばれ、色の淡いものはピンクサファイアとして区別されます。
ダイヤモンドの次に硬く、とても頑丈な石です。
最高品質のルビーはビルマ産(現ミャンマー)のものでピジョンブラッドと呼ばれ有名ですが、現在では実物を見る機会はほとんどありません。
キズが少ない質の良いルビーは産地によらず入手困難で、2ct以上となるととても高価になります。

※デマントイドとは - オランダ語で「ダイヤモンドのような」という語を意味します。その名の通り、高い屈折率と光の分散によってダイヤモンドのような煌きを持っています。産出されるルースの大半は0.5ct以下の小さなルースで色は緑色のみですが、エメラルドのように濃い緑からペリドットのような爽やかな緑まで、一口に「緑色」と言ってもバリエーションは豊かです。一般にインクルージョンがある宝石は価値が下がりますが、繊維状のインクルージョンが馬の尻尾のように見えるものは「ホーステール」と呼ばれてコレクターの間ではとても人気があります。デマントイドは19世紀半ばにロシアのウラル山脈で初めて発見され、20世紀初頭まで産出されていましたが、その後採掘が停止されたために幻の宝石と呼ばれていた時期もありました。近年では産出が再開され、ナミビアの産のルースも市場に出回っています。これは1990年代はじめに発見されたもので、ホーステールは見えないけれど深く濃いクロムグリーンの美しい色合いです。