2023.September

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リングピローのおはなし

 
 
 

結婚式にかかせないアイテム、“リングピロー”

結婚指輪を交換するまでの間、おふたりの指輪を大切にのせておくもの。小さなクッション型のものが主流で、名前の“ピロー”はその名の通り「枕(pillow)」から由来したものと言われています。

クッション型で、「絆を結ぶ」という意味のリボンがついていてそのリボンにリングを通して使うものが一般的ですが、最近ではかご型や、ブリザードフラワーをあしらったものなど多くの種類があります。

結婚式で使用するリングピローの色やデザインに決まりはないため、デザインの好みや結婚式のスタイルに応じて選んだり、新郎新婦の想いを込めた手作りのものを用意したりする方も多くいらっしゃいます。

 

リングピローの由来

リングピロー クラシカル(完成品)

リングピローの由来は古く、古代エジプトでおこなわれた結婚式で、装飾を施したクッションのような台に宝石をのせたのがリングピローの始まりと言われています。

その後、王や王妃といった身分の高い者に宝石を献上するとき、直接手で運ぶのは失礼にあたるため、クッション状の宝石台を使うようになりました。
その風習はヨーロッパにも伝わり、やがて一般庶民にも受け継がれるようになったそうです。

また、リングピローにリボンが付けられているのは、ヨーロッパではリボンやひもでふたりを結ぶことが「約束」や「結婚」を意味していたことが由来だそうです。
丸い結婚指輪が永遠を意味するため、リングピローのリボンで指輪を結ぶことには、「ふたりの永遠の絆を結ぶ」という意味も込められています。

 

自分たちらしさを表現するリングピロー

挙式の演出のひとつとして、甥っ子や姪っ子など、小さなお子さまや、ワンちゃんなどのペットにリングピローを運んでもらう、リングベアラーがあります。
リングボーイ、リングガール、とも呼ばれています。

リングベアラーにリングを運んでもらう時には、運びやすいカゴタイプや箱型などがおすすめです。

▼ リングベアラーにおすすめ ▼



近年、テーマのある結婚式、コンセプトウエディングが人気になってきています。
リングピローも、季節やテーマに合わせたデザインのものにするのも、オリジナリティが出せてよいですね。

挙式後、披露宴の間、受付スペースに結婚証明書と一緒に飾っておくのもすてきです。

▼ 季節やテーマに合わせた、こだわりのリングピロー ▼

 

幸せのジンクスで愛をつなぐ

新郎新婦さまの永遠の愛を誓った大切なリングピロー。
やがて生まれてくる赤ちゃんのファーストピローとして使うと、健康に幸せに育つという言い伝えがあります。
ふたりが永遠の愛を誓った瞬間を一番近くで見ていたリングピローにはたくさんの「愛」と「幸せ」が詰まっていて、まさしく「幸せの枕」。

そんな幸せが、後に産まれてくるおふたりの赤ちゃんにまで伝わる…とてもロマンチックです。

▼ ファーストピローにおすすめのクッション型 ▼

ずっと大切にしたくなる

星のような貝がら(手作りキット)


わたくしごとではありますが、自分の結婚式の時は、リングピローにこだわる事がなく、ジュエリーショップでいただいたリングピローを使いました。
しかし、リングピローに乗った指輪は、意外と写真におさめられたり、注目されたりする事が多く、何より、指輪はこだわりをもって選んだのに、その大切な指輪を乗せるピローにまで気を回せなかったことを後悔しました。


ふたりの永遠の絆を結ぶリングピロー。
結婚式当日の指輪交換だけでなく、演出にも活用できるアイテムです。
結婚式後の使い方もイメージしながら、後悔のないように、おふたりの理想にぴったりのリングピローを選んでくださいね。

 

 

webスタッフ わたなべ





関連ブランド: hugge bridal

キーワード: リングピロー ブライダル小物