インディアンについて
ネイティブアメリカンについて
チェロキー族の格言 ネイティブアメリカンイメージ
 ネイティブアメリカン(インディアン)は大地とともにあり、自然から教えを学ぶ知恵を身につけ、何代にもわたりその知恵を大切にして生きてきた部族です。
彼らにとっては、常日ごろ、心を研ぎ澄まし、目に見えない力(大自然の神秘的な力など)に生かされていることに、日々感謝しながら生きるということは当たり前で、実際、彼らの村を訪れたりすると、生活のすべてほとんどの中心になっているのが、自然との共存、自然の恵みへの感謝の心というのがわかります。
3次元的な物質世界には、あまり関心がないように見え、本当に大切にしていかなければならないものを持っていることで、心が揺さぶられることもなく、しっかりと生きているといった感じです。だから、あのような、荒れ果てた土地で、現在も生活していますし、また、その先祖から預かってきた、自分達の土地がいかに大切なものかを十分に知りながら、そしてこれからもその土地を守りながら、未来の子孫へ受け継いでいく。それが、彼らの生き方の一面でもあるようです。
インディアンジュエリーイメージ  そういう中、自分達の生活や土地を大切に守っていく上で、暮らしていくための必要な収入源の一部となっているのが、彼らが独自の特徴あるものを発達させた、インディアンジュエリーです。
その他に、カチナ(彼らが信じる神様のこと)の人形や、バスケットなど、いわゆる民芸品などを販売して収入を得たりしていますが、一番、有名なのは、やはりターコイズやホピシルバーなどの、インディアンジュエリーです。
ターコイズはとても神聖な石である フォーコーナーイメージ
 アメリカのサウスウエストと呼ばれる地域に、現在、「フォーコーナー」といわれるところがあるのですが、(ネイティブアメリカンの人々はこのサウスウエストの地域に昔から定住していました)これは、ちょうど、コロラド州とユタ州とアリゾナ州とニューメキシコ州の4つの州が重なる地点があり、そこがちょうど、十字の形で州境ができている場所です。この地点へ行くと、4つの州をまたがることができるわけです。
この「フォーコーナー」は、ネイティブの人達にとっては非常に重要な場所となっており、中でもホピ族の人々にとっては、「このコーナーの土地が他のものに奪われたら世界が終わる」といわれるくらい大切に守らなければならない土地とされています。
この土地の周辺に、ターコイズの原石は数多く分布しており、特にアリゾナ州はかなりの質のよいターコイズが取れます。そのターコイズ石をもとに、発展させてきたのが、インディアンジュエリーなのです。
ターコイズイメージ  彼らにとっては、ターコイズは「水の色と空の色」を表すことから、とても大切なもので、神聖な石とされています。
ナバホには、ターコイズの伝説があり、最初の男と女が現れたときに太陽を創り、そしてその太陽の周りを丸く削ったターコイズの石で飾ったと言われています。
また、災いを退ける力があるとして、お守りにしたり、メディスンマン(祈祷師)などは、このターコイズをパワーの象徴としています。今でも、儀式などで、ナバホ族は秋の収穫際などで、天の恵みに感謝を捧げるために、大地にひと粒のターコイズを返したりしているのです。

そんな大切なターコイズから作られているのが、インディアンジュエリーのひとつです。 このように、大切な感謝の心などを常に意識して生きている、ネイティブアメリカンの人々は、会うとどこかほっとするような雰囲気を持った、不思議な人々です。そこには、言葉はいらないような気がします。

インディアンとはインディアンジュエリーとはインディアンジュエリーの魅力TOP