ARAYA新家工業は非常に歴史深い日本の自転車メーカーです。発祥地は石川県加賀市山中温泉。ロールフォーミング技術を駆使して主に家具や建築材料に使用される鋼管などを主に生産した鋼管部門でと自転車部門として「ツバメ自転車」を展開しておりました。
1982年に日本のメーカーで最初にマウンテンバイクを投入したのを皮切りに、1990年代にはマグネシウム一体成形フレーム「クリテリウム・マグネシウム」を発表、月刊誌の国産MTB人気投票で一位に輝くなど評価は高かったが、マウンテンバイクブームの終焉とともに自転車製造からは撤退。同時に販売も取りやめたが、その後OEM供給を受けての自転車販売に復帰し、MTBのmuddy fox(マディフォックス)商標も復活した。現在、自社ブランド名、およびラレーブランドでの自転車販売をしている。車輪を構成する部品「リム」製造では老舗でありかつ国内最大手。また競輪用のリムを生産する企業は現時点で新家工業1社だけである。

所有する歓びと愉しさを語れるARAYAのツーリング・ランドナー・スポルティーフ

ARAYA（アラヤ）ブランドのコンセプトは
”オーナーの所有する悦びと走る愉しさの奥深さを語れるスポーツ車”

日本におけるスポーツ自転車の愉しみ方、自転車創りの文化は世界に誇れるものがあります。半世紀以上前に欧州からスポーツ車文化を導入し、また近代においてはMTBなど米国発祥の新しい自転車を積極的にとりいれながらも、日本独自の文化を育んできました。シングルスピード・小径車など現代では世界に向けた日本発信の自転車も少なくありません。

現在、スポーツバイクが普遍化し、カテゴリーもロード・クロスバイク・MTBに留まりません。また伝統的な自転車の美しさも再認識されました。使われ方もスポーツ用途だけでなく、ツーリング・通勤・健康志向などに多方面に積極的に活用され、気持ちよく移動することに関心の比重も高まり、より身近なもにもなっています。

ARAYA（アラヤ）は今まで、日本人の体格・日本の地形、そして日本人の感性に合ったスポーツ車を提案してきました。そして今、独自性のある日本のスポーツ車を改めて見直すこと。またハードを追求するだけでなく、感性をも加え、持ってうれしい、乗って楽しい自転車を念頭に自転車を創っております。