トップページ > ハフマン流、愛犬を立派な名犬にする方法 > 2.犬の本質
 

≡ 犬の本質 ≡
犬とオオカミは、ホントよく似ていますね。

犬たちは、オオカミと同じ様な性質を持っています。
そこで私たち人間が、群の一員として関わったら犬たちはどのように思うのでしょうか? 
≡ 犬にとって人間は仲間≡

犬たちは・・・・
人を同じ群の仲間と考えています。何時も仲間と居たがり、仲間はずれにされることを、ひどく嫌います。
また、毎日のお散歩は狩猟と考えていて、張り切って出かけます。そして、自分が仲間の縄張りだと思う場所や、自分の仲間である家族を守ろうといつも考えています。
≡ 犬を人なみに家族の一員として扱おうとしないで!!≡

犬を人なみに家族の一員として扱うと、問題犬になる可能性が高いです。これ、ホントです。

それは ・・・・
犬は、群れを作って生活する点では人間に似ていますが、
決して、人が望むような・・・・
民主主義・平等主義の良さを犬たちは望んでいないからです。
ともすると、ただ単に、「かわいい」という、猫可愛がり(犬可愛がり?)をしてしまいたいお気持ちはよくわかります。 
※猫可愛がり ・・・・ 
ねこかわいがり=盲目的にかわいがること。ひたすらかわいがること。

ただし、犬たちが望んでいる家族(群)の姿とは、
信頼できるリーダーに従って、上下関係のはっきりとした縦社会
=独裁的な関係だということを、今一度、心に留めて置いて下さい。

大事なことは ・・・・
あなたが独裁社会の一員として、犬を完全に支配するということです。
 
≡ アルファシンドローム≡

繰り返しますが、犬はリーダーの元で社会生活を営む動物で、信頼できるリーダーに従っている時が、一番精神的に安定している時です。

自然はアルファーオス(メス)にだけ繁殖を許しています。
※種の保存
当然、自分が現在のリーダーよりも優位であると判断した犬は、群の頂点に立とうとします。

問題は・・・・
ここで、飼い主がしっかりしていないと、犬は、飼い主をリーダーとして不適と判断して、自分がアルファーになろうと考え始めます。そして、ある日、自分がリーダーだと自覚した時に、飼い主にとって好ましくない問題行動を起こし始めます。この現象は、アルファシンドローム(権勢症候群)と呼ばれています。

犬が家族を支配すれば、犬の気に入らなかったときは、飼い主を罰するために、

たとえば…
1.飼い主や家人を咬む
2.言うことを聞かない
3.散歩の最中の引っ張り癖(狩猟の時のリーダー)
4.留守番の時に、吠える、壊す(リーダーとして不本意)
などです。

噛み、言うことを聞かず、また、留守中に、「なんで、俺一人が留守番をしなけりゃならないんだ」と思って吠えます。

さあ、だいたいここまでは、雑誌や本に書いてあることです。

でっ、まず最初に確認していただきたいことは、
「問題行動を直そうとして、いきなりテクニックに走らない」…ということです。

逆に言うと、

たとえ、アルファシンドロームだと思い当たることがあっても…それはそれとして!今のままの自分の犬の状態を容認して、すべてを受け入れる
ということを、犬たちに成り代わって是非!!お願いしたいと思います。



決して、最初から、
犬自身を変えよう等と思って欲しくなくてこのページを作りました。


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※種の保存
母親が、時として生んだばかりの子供を自分自身で食べてしまうことがあります。これは、生んだ時期が、子供と自分のどちらかしか生存出来ない状況だと判断したときに起こります。母親がいなければ子供は、厳しい自然の中では育てられない。今の時期をやりすごし、次の子孫を残す時を待つしかないと判断するからです。