2020.06.17

大人の女性の髪悩みNo.1! 女性の気になる白髪、原因と対策 -原因編-

年齢を重ねるに従って多くなるのが白髪のお悩み。
一般的に白髪は30代後半から増えるといわれていますが、個人差が大きく、40代半ばでも白髪がほとんど目立たない人もいます。
これまで「一度白髪になったら一生治らない」といわれていましたが、治る白髪もあることがわかってきました。
今回は、女性の多くが悩む白髪の原因についてご紹介しましょう。

白髪の生えるメカニズム:まずは白髪について知りましょう

髪の色は、髪に含まれるメラニン色素の種類と量によって決まります。

メラニン色素にはユーメラニン(真メラニン)フェオメラニン(亜メラニン)の2種類あり、どちらが多いかによって髪の色が決まります。
ユーメラニンが多いと黒~こげ茶色、フェオメラニンが多いと赤茶~黄色が強くなる傾向があります。

どちらが多く作られるかは、遺伝的要素が大きいといわれています。
私たちアジア人の髪が黒いのは、ユーメラニンが多く含まれているから。
欧米人に見られるブロンドの髪はユーメラニンが少なく、赤毛にはフェオメラニンが多く含まれているからです。

一方、白髪には、どちらもほとんど含まれていません。
実は、髪は、最初から色がついて生まれてくるわけではないのです。

髪は、根元にある毛母細胞という部分で作られますが、髪が生まれた直後は色がありません。
つまり、髪はもともと「白髪」なのです。

毛母細胞の周りに色素細胞(メラノサイト)と呼ばれる色素をつくり出す細胞があり、メラニン色素はここで作られます。

アジア人の場合、生まれたての白髪に、メラノサイトで作られたユーメラニンが取り込まれ、黒い髪になるのです。

ですが、何らかの理由で、メラニン色素を作り出す機能がうまく働かなくなることが。
そうなると髪に黒く色をつけることができなくなり、白いままで成長してしまいます。
これが白髪です。

色素細胞がメラニン色素を作るには、チロシナーゼという酵素が必要なことがわかっています。
チロシナーゼは加齢などによって減少してしまうので色素細胞の機能が低下し、メラニン色素が作られなくなって、その髪は白髪に。

また、髪が抜ける時、一緒に色素細胞も抜けますが、若いうちは次の髪と一緒に色素細胞も再生します。
ところが、加齢と共に再生しないケースが増加。
これが加齢による白髪の大きな一因です。

さらに、極度のストレス栄養失調などが原因で、一時的に白髪が増えることもあります。

白髪の引き金1:頭皮の血行不良

色素細胞が正常に働くには、栄養と新鮮な酸素が必要です。
毛母細胞に栄養と酸素を運ぶのは血液の役目。
頭皮の血行が悪くなると栄養と酸素が行き届かなくなるため、メラニン色素の生産力が低下したり、メラニン色素を髪に“注入”する機能が衰えたりして、白髪になってしまうのです。

頭皮の血行が悪くなる主な要因には、次の3つ。

1 頭皮や肩、首のコリ
頭皮には太い血管がなく、ほとんどが毛細血管。
頭皮や肩、首がこって筋肉が硬くなると、とたんに血行が悪くなります。

2 乾燥
エアコンのきいた室内や冬の冷たく乾いた風は、頭皮を乾燥させるもと。
また、紫外線が当たったり、入浴後に何もつけないでいると、顔と同じように頭皮も乾燥してしまいます。

3 加齢
年を重ねるにつれて血管がしなやかさを失うと、血流が悪くなります。
頭皮のマッサージや肩、首、背中などのストレッチが大切です。
また、加齢に伴って色素細胞が老化し、働きが低下することもわかっています。

白髪の引き金2:遺伝的要素

遺伝的要素の一つとして「白髪が生えやすくなる遺伝子」が挙げられます。

メラニン色素を作る機能が弱い遺伝子、成長ホルモンの分泌量が少ない遺伝子など、健康な髪を育てる能力がもともと高くない“性質”があり、それが遺伝することがわかっています。

両親どちらかが若白髪が多かったら、遺伝的要素ありのサイン。
白髪が生えやすい性質を受け継いでいる自覚をもち、できるだけ早い段階でケアを始めましょう。
遺伝的要素があっても、正しいケアと生活習慣で白髪の発生を遅らせることができます。

白髪の引き金3:ストレス

極めて強い精神的衝撃を受けると、白髪が一気に増えることはよく知られています。
そこまでではなくても、ストレスは色素細胞の働きを低下させることがわかっています。

また、ストレスを受けると血管が縮んだり、血液がドロドロになったりして、血行が悪化。

さらに、ストレスを感じると交感神経が優位になり、皮脂の分泌が活発になることも要因の一つになります。
皮脂は酸化しやすく、過酸化脂質に変化して、毛穴が詰まる原因になり、色素細胞の正常な働きが妨げられるからです。

白髪の引き金:睡眠不足

睡眠中は成長ホルモンが分泌され、新陳代謝が盛んになります。 それによって毛母細胞や色素細胞の働きも活発になり、細胞分裂が盛んに行われ、黒く健康な髪が育つのです。

睡眠不足は、このありがたい生体機能を自ら放棄しているのと同じこと。

また、睡眠中に分泌されるメラトニンというホルモンも白髪に大きく関係しています。
メラトニンには体内の活性酸素を除去する働きがあり、細胞の働きを正常にして、白髪を防ぐことにもつながるからです。

このように、白髪は「年のせい」ばかりではありません。
正しい知識を持ち、髪と頭皮のケアをおろそかにしないことが第一。
次回は「“治る白髪”のためにできること」をご紹介しましょう。

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