Q.ふかふかのオリジナル羽毛ふとんのおすすめはどれですか?また、違いがあれば教えてください。
A.どれも生地、縫製仕様も全く同じです。ですから軽さや耐久性はほぼ同じです。そして、どれも良質のヨーロッパ産のホワイトグースを使用して、10年は安心して使える羽毛ふとんとして作りましたので、「スタンダード」で掛け心地は十分に満足していただけると思っています。
ただし、かさ高(ふくらみ)がもつのは比べるとですが「プレミアム」、「ハイパワー」のほうが優っています。羽毛製品ラベルも異なりますが、簡単に言えばダウンボールの大きさの差によるかさ高の違いです。このふたつはとくに保温性にきわだっていますので、寒がりの方、寒い地方にお住まいの方におすすめしています。逆に暑がりの方には、暑すぎるきらいもあります。また、プレミアムは少しでも軽くて暖かい羽毛ふとんを希望される方に喜んでいただけます。あたたかさだけでしたら、ハイパワーで十分です。
Q.羽毛ふとんの合掛(あいがけ)とはどういうものですか?
A.通常の羽毛掛けふとんの約半分の羽毛の充てん量のものです。たとえばシングルでしたら通常1.3〜1.4kgですので、合掛ですと0.7kg前後になります。ふかふかのオリジナル羽毛ふとんでは「ふかふかライト」がそれにあたります。ボリュームがあってあたたかい羽毛ふとんはもちろんいいのですが、暑すぎて使う期間が意外に短いという方も多くなっています。とくにマンションや気密性の高い住宅などではそういうケースが増えています。本来、合掛ふとんは冬以外の春秋に1枚で掛けるものでしたが、別に1枚毛布や肌掛ふとんなどがあれば真冬でも十分に快適に寝られます。
また、かさばらないので収納などの取扱いもラクになります。これに肌掛をホックで留めて付けられるようにしたものが「ふかふか2枚あわせ」です。これでしたら調整しやすく、一年中快適にお使いいただけます。
Q.羽毛ふとんのお手入れはどうすればいいのですか?ベランダがないので、日に干すことはなかなか難しいのですが。
A.羽毛ふとんはそれほどこまめに日に干さなくてもある程度は放湿します。陽の当たるお部屋でしたら、ふとんカバーから出して風を通すように広げておけば効果があります。布団乾燥機があれば使用していただいてけっこうです。干した後は、羽毛のふくらみが均一になるように軽く上から手でたたくようにしてならしてください。当店ではご購入の際に「羽毛布団の取り扱い方」の説明書を添付していますので、そちらもご参照ください。
Q.以前に購入しましたが、値上げしましたか?
A.はい、2013年に値段を改定させていただきました。羽毛原料の高騰がつづき、とくにヨーロッパ産のホワイトグースは以前の値段ではとても販売できなくなり、やむを得ず値上げいたしました。ふかふかオリジナル羽毛ふとんはどれもホワイトグースを使用していますので、ダック(あひる)の羽毛を使った羽毛ふとんより、高く感じられるかもしれません。
この羽毛の高騰も一過性のものではないようです。これからはほんとうにいいもの、長く使えるものをある程度のお値段で購入していただくか、しばらく使えればいい程度のもですまされるかでご検討される羽毛ふとんもはっきりと違ってくると思っています。当店でも少しでも安く販売したいのは当然の思いでいますが、羽毛の質を下げたり、または質を下げて充てん量を減らしたり、生地を化繊にしたりすることはしたくなく、良品・良質第一の方針で羽毛ふとんは販売しています。どうかご理解いただきますようお願いいたします。
Q.側生地は超長綿サテンとのことですが、ダニの侵入などは防げるのでしょうか?
A.かなり打ち込みの多い(目のつんだ)生地ですが、ダニが通過できない特別のものではありません。綿布としては、通気性も考えると ギリギリではないかと思います。これ以上の打ち込みは蒸れる可能性もあります。羽毛布団をご購入の際にダニを心配される方もいますが、羽毛だからといって他の布団よりダニが多いということはありません。 むしろ、原毛から精毛投入までの過程では洗浄や高温殺菌などで他のわたの布団に比べると衛生的です。
普段の手入れではやはり陽に干すこと(短い時間で)、カバーをこまめに 替えること、キルティングの部分のホコリを掃除機などで除去すること、などが肝心です。ダニや羽毛の塵などに過敏な方は、ミクロガードのような特殊な生地のふとんカバーをご使用されることをおすすめします。
Q.においの対策はとられておりますか?
A.ふかふかのオリジナル羽毛ふとんはどれもヨーロッパ原産の良質のホワイトグースの羽毛を使っていますので、臭いはほとんどありません。また、製造過程で脱臭の効果もあるオゾン加工も施しています。
Q.キルティングの種類はどのようなものがありますか?
A.大きくわけて、ベタ縫いと表と裏の間にマチをつける立体キルトがあります。ベタ縫いは肌掛のように充てん量の薄い羽毛ふとんに適しています。通気性も高くなります。反対に充てん量が多く、保温性を求めるものは通常は立体キルトです。テープを使いマチをつくることで、羽毛ふとんの中のあたたかい空気が逃げにくくなります。
また、立体キルトにはボリュームを均一にしてより保温性を高める2層式もあります。ふかふかオリジナル羽毛ふとんはシンプルな構造の立体キルトですが、ご希望で2層立体キルトにも対応可能です。
Q.羽毛ふとんは家庭で洗ってもいいのですか?
A.化繊の生地を使ったもので洗える羽毛ふとんというものも販売されていますが、できれば専門の丸洗い業者に出されることをおすすめします。洗濯機で洗うのはおすすめできませ。キルトを傷めたり、羽毛の偏りや吹き出しの原因になりかねません。また、しっかり乾燥させるのは大変ですので、ご家庭でのお洗濯はおねしょなどのやむを得ずの緊急の事態以外は避けたほうが無難です。
また、業者に出す場合でも、ひんぱんに洗われると羽毛のふくらみがなくなってきますので、できれば5年以上お使いになったらリフォームをご検討ください。当店の羽毛ふとんリフォーム時には羽毛そのものを洗っていますので、通常のふとん洗いとははっきり違う効果があります。
Q.羽毛ふとんにカバーはつけたほうがいいですか?
A.ふかふかの羽毛ふとんですのでカバーをつけずにそのままでお使いになれば気持ちいいでしょう。ただ、毎日使うものですからやはり汗で汚れてしまいます。当店では羽毛ふとんのリフォームも承っていますが、 カバーをつていても汗じみで汚れたものが多いです。 また、羽毛ふとんの生地は丈夫ですが、針などで小さな穴があくと羽毛が吹き出してきますので、側生地の保護のためにも布団カバーはつけてお使いください。
今は羽毛ふとんの生地も柔らかいしなやかなものが多くなってきていますので、カバーもコットン素材のやわらかなものを選んだ方がより羽毛ふとんの心地よさが増します。
Q.どのように布団カバーをセットするようになっているのですか?
A.たいてい布団カバーの内側にヒモがついています。箇所は8箇所が普通で、四隅と辺の中央の4箇所の計8箇所です。ふかふかオリジナル羽毛ふとんにもその8箇所にマジックテープ式のチイ(ヒモとめ)をつけてヒモを結べるようにしてあります。ご希望があればチイの数は増やせます。
Q.羽毛ふとんは、電気毛布と併用できますか?
A.併用していただいて構いません。ただし、暖かくなりすぎてかえって寝苦しくなる場合がありますので、就寝時に電気毛布で羽毛ふとんをあたためた後は、電気毛布の電気は切った方がいいでしょう。
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