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タープ

テントがベッドルームだとしたら、タープはリビングルーム。
天候を気にしないで、食事や昼寝をのんびり楽しめます。
夏の暑い日差しも、タープがあればお構いなし。
アウトドアをするなら、1つは用意しておきたい必需品です。

タープの豆知識

タープ設営のバリエーション

気象条件や設営状況に合わせていろいろなアレンジが可能なタープは、キャンピングライフの必需品です。ここではいくつかのバリエーションを紹介します。

ヘキサタイプ・スクエアタイプの場合

ヘキサタイプ・スクエアタイプの場合

スクエアタイプの場合

スクエアタイプの場合

ペグの打ち方

地面に対して60度の角度で、上から3~4cm残してしっかりと打つ。

ペグは地面に対して60度の角度で打ちます。これはタープの裾を固定する時も 張り綱を固定する時も同様です。 上から3~4cmくらい残し、しっかり打ち込んでください

タープの裾止め(裾ゴム)は、先にぺグを打ち込んでから引っ掛けましょう。先に掛けてから打つと、裾ゴムをハンマーで打ち切ってしまう原因になります。

タープを建ち上げて、どこも固定しない時に強い風が吹いた場合、凧のように 風で飛ばされてしまう恐れがあります。 風で飛ばされないように、早めに固定しましょう。

ペグの抜き方

付属の金づち等を使って抜きます。

付属の金づち等を使って抜きます。 ペグ抜けにくいときは、石や木片を利用してテコの要領でやってみましょう。 ペグについた土や泥は落としてから収納しましょう。

タープ設営の手順

タープの設営は、コツさえつかめばそんなに難しいものではありません。何度も経験を重ねていけば、次第に設営スピードも速くなりますよ。例としてヘキサタイプとスクエアタイプの設営手順をご紹介します。

ヘキサタープ(2人で設営の場合)

センターポールは先をやや外側に傾ける。タープの稜線にきれいなアーチができているかをチェック。このアーチがきれいにできているかどうかが、シワなくきれいに張れている目安です。

ポール・ロープの準備
ポール・ロープの準備

1)ポールをジョイントする。(2本あり)

2)張りロープの自在を動かし、60cm~80cmの輪を作り、両端に自在金具がついている状態にする。6本の張りロープ全て行っておく。

タープを地面に広げる
タープを地面に広げる

1)タープを地面に広げる。風向きやテントサイトのレイアウトを考えて位置を決める。

2)センターポールと張りロープを図のように並べて置く。

センターポールを立ち上げる
センターポールを立ち上げる

1)センターポールをタープのグロメットに通し、さらにその上からロープの輪の部分をかける。

2)センターポールを立ち上げる。ひとりがセンターポールを支え、もうひとりがロープを張りペグを打ち固定する。反対側も同様に立ち上げる。

コーナーロープを張って完成
コーナーロープを張って完成

1)タープの四隅に張り、短い方のロープの先端を結ぶ。

2)ロープを引き、地面にペグを打って固定する。

3)ロープの自在を調整し、タープ全体をシワのないようにして完成!

スクエアタープ(2人で設営の場合)

ポール・ロープの準備
ポール・ロープの準備

1)ポールをジョイントする。(センターポール2本、サブポール4本あり)

2)張りロープの自在を動かし、60cm~80cmの輪を作る。長い方の張りロープは両端に自在金具がついた状態に。6本の張りロープ全て行っておく。

タープを地面に広げる
タープを地面に広げる

1)タープを地面に広げる。風向きやテントサイトのレイアウトを考えて位置を決める。

2)センターポールと張りロープを図のように並べて置く。

センターポールを立ち上げる
センターポールを立ち上げる

1)センターポールをタープのグロメットに通し、さらにその上からロープの輪の部分をかける。(図-1参照)

2)センターポールを立ち上げる。ひとりがセンターポールを支え、もうひとりがロープを張りペグを打ち固定する。反対側も同様に立ち上げる。

コーナーロープを張って完成
コーナーポールを立てて完成

1)タープの四隅に上の行程の図-1と同じようにポールと張りロープをセットする。

2)ロープを引き、地面にペグを打って固定する。

3)ロープの自在を少しずつ動かしながらタープ全体の張りを調整する。

樹木にタープの張り綱を縛り付ける時の注意

樹木にタオルなどを巻いた上からロープを縛りましょう

キャンプ場の林間サイトなどで、タープの張り綱を樹木に縛り付けているキャンパーをよく見かけます。木をアンカーに使うこと自体は否定しませんが、張り綱のテンションに耐えられる木であるかどうかが問題です。テンションをかけて幹や枝がしなってしまうようであれば、木にダメージを与えてしまうので利用はやめておきましょう。

大きな木を使用する場合でも、木肌を傷めないようにタオルなどを巻いた上から、ロープを縛るようにしましょう。