トップeOUTDOORライト・ランタンよくある疑問

ライト

夕暮れが訪れる前に、ライトの灯りをともしましょう。
柔らかな光で、ゆるやかな時間が流れ始めます。
使用場所や面積に応じで、必要なライトを用意しましょう。

ライト・ランタンのよくある疑問

電池式のライトにはどんな種類がある?

ライトの種類は、大きく分けて3種類。
ランタンの形で蛍光灯ランタンと呼ばれるタイプ、サーチライトとして手に持って使用するフラッシュライト、頭に装着するヘッドライト

ランタンタイプは、火気厳禁のテント内で使用し、インテリア灯としても最適です。
フラッシュライトは、夜道を歩く際に足元を照らすのに使用します。
ヘッドライトは、登山などの際、両手の自由を確保しつつ、目の前を照らしたい時に。

それぞれ使用する目的が違いますので、うまく使い分けてください。
また、もうひとつポイントになるのが、光の種類。消費電力などのランニングコストにかかわってくるので、チェックしてみてください。

蛍光灯

消費電力が少なく、連続点灯ができるのが大きな特徴。
蛍光管を長く渦巻状にすることで、表面積を広くして高照明度を実現させたスパイラルチューブなど、十分な明るさを保つタイプもある。

LED

電球に比べて消費電力が少なく、寿命が長い。
また、球切れが少ないので、安心して使用することができる。高照明度のタイプもあり、最近ではライトの主流になりつつある。

バルブ

ランプ効率と明るさに優れたクリプトン、ハロゲン、ゼノンなどが使われている。クリプトンバルブは最も一般的に使用されており、コストパフォーマンスも高い。
ブルーコーティングゼノンバルブは、自然光に近い光を放つのが特徴で、効率よく強い光を発生させる。
ハロゲンランプは、輝度が高く、寿命末期まで初期性能を保つのも特徴。

買ったばかりのランタン(ガソリンタイプ)に火がつかない。

各ランタン指定の燃料を入れましたか?

灯油(ケロシン)など、指定外の燃料を入れると点火することができません。
また、 コールマンのランタンやストーブは、その構造上、燃料タンク内の空気圧が欠かせません。 ポンピングが充分でないと空気圧が足らず、燃料が気化しにくく点火しません。

もう一度取扱説明書をよく読んで、ポンピングし直してください。

ランタンのジェネレーターはどんなときに交換するの?

使用中に発見できる、いくつかの兆候があります。

・燃料バルブを開けても燃料の出方が悪く、点火しにくい
・いつものように明るくならない
・明るさの調節ができない

このような兆候があったらジェネレーターをはずし、クリーニングロッド先端の針の部分をチェックします。
針が折れていたり、ススの付着が激しい場合は交換します。

※クリーニングロッドが取り出せない器具もあります。
※ランタン、シングルストーブの針は非常に細いので、チェック・交換のときは取り扱いに充分ご注意ください。

ジェネレーター交換の目安

1つだけ買うならどんなものがいい?

ランタンは、全体を照らす大型のもの、テーブル上を明るくする小型のもの、テント内の照明として蛍光灯ランタン、と3種類を用意するのが理想。
しかし、1つでも数を減らしたいという場合は、大型のものを購入し、光量や配置を工夫してみましょう。

ただしテント内のランタンだけは、一酸化炭素中毒を防ぐためにほかでは代用できない必須アイテムとして蛍光灯ランタンを用意してください。

上手にマントルを取り付けるには?

正しい位置に、しわが均等になるように取り付けるのがポイントです。

マントルの取り付け

カラ焼きとポンピング、どちらが先?

先にポンピングをしてください。

カラ焼きしたマントルは、灰状になっています。 ポンピングの衝撃が強すぎると、それだけでこわれます。

カラ焼きしないとどうなりますか?

カラ焼きしないとどうなる

カラ焼きしないで点火するとマントルの縮みが激しく、いびつな形状で小さくなります。
充分な光量が得られず、よりこわれやすくなるので必ずカラ焼きしてから点火してください。

マントルの取替え時期は?

マントルが破れるまで使えます。

点火したマントルは、丸みを帯びた形状を保ち、強度を持ちます。 点火時にマッチの軸で触ったり、強い衝撃を与えない限り破れません。

なぜポンピングをしないと燃焼しないの?

ホワイトガソリンを燃料とする器具は、「ポンピングによって加圧した空気で燃料を送り出す」という独自の構造を持っています。
ポンピングをしないと燃料が送り出せないので燃焼できません。 燃焼する仕組みは下記の通りです。

ポンピングで燃焼する仕組み

1.ポンピングで燃料タンク内に空気圧を加える。
2.圧力のかかった燃料と空気が混合されてジェネレーター内に押し出される。
3.ジェネレーター内部を通る燃料がバーナーやマントルの燃える熱で気化される。
4.ジェネレーターから高圧で噴出される混合気は、バーナー部でさらに燃焼に必要な空気を取り込みクリーンに燃焼する。

いくらポンピングしても手応えがなく、空気圧が入りません。

2つの点を確認してください。

1.ポンプノブの穴を押さえてポンピングしましたか。

ポンプノブの穴を押さえないと、その穴から空気が逃げてタンク内に圧力がかかりません。
必ずノブの穴を親指で押さえ、中指と人差し指を添えて正しくポンピングしてください。

2.ポンプノブ先端のポンプカップが乾燥していたり、破損していませんか。

ポンプカップが乾燥していると、隙間から空気がもれてタンク内に入りません。
ポンプカップ専用の特殊オイル、リュブリカントをポンプキャップの穴に2~3滴注入してください。ポンプカップが破損していると、リュブリカントを注入しても効果はありませんので交換してください。

正しいポンピングのしかたを教えてください。

正しいポンピングの仕方

前後に正しく、固くなるまでリズムよくストロークします。

ポンプノブが固くなったからといって間違った方向に押すと、エアーステムを曲げるなど故障の原因となります。
また、引くときは、最後までめいっぱい引いてしまうとポンプカップなどがはずれてしまう場合があるので注意してください。

ライト・ランタンに関する用語集

アンテレッドタイプ
万一の場合自動車無鉛ガソリン燃料を使用できる燃焼器具のタイプ。
カンデラ
明るさを示す単位で、記号としてはcdと表す。
ガラスグローブ(ホヤ)
マントルを風や衝撃から守る耐熱ガラス。
眩しさを抑えるためにすりガラスやストライプの入ったもの、金属メッシュで作られたものなどがある。
燃料キャップ
燃料を注入する部分。使用後にタンクの圧を抜くときにも使用。
燃料タンク
燃料を入れるタンク。ポンピングして内部を加圧するので、丈夫なスチール製でできている。
内部はサビ止め処理が施されており、燃焼逆流防止装置を備えたものもある。
燃料バルブ
点火、消火から火力調整、ジェネレーター内部の掃除を行うもの。
ホワイトガソリン
原油を精製する過程で作られる無添加、無着色(灯油との混同をさけるため薄く着色している場合もある)のガソリン。
アウトドア用はさらに精製してカーボンなどの発生を抑えている。
低温でも点火しやすく火力も安定しているので、登山家は古くから愛用されている。
ベイル
持ち運びやハンガーに吊るして使用するときに、便利なハンドル。
ベンチレーター
ランタンの上部を保護すると同時に、内部の熱を逃がす排気の役割も。
ベンチレーターナット
ベンチレーターを本体に固定しているナット。強く締めすぎると、グローブを傷つける場合がある。
ポンピング
ガソリンなど液体を燃料とするストーブやランタンで、タンクに入っている燃料に空気の圧力をかける作業を指す。
これにより気化が促進されるので、きちんと行わないと点火しない。
ポンププランジャー
ノブとノブについている棒。
ノブの穴を塞いでポンピングすることで、内部を加圧する。
マントル
発光体となるもので、ライトでいうと電球に当たる部分。
ランタンハンガー
ランタンをタープのポールや樹木などの支柱に釣り下げるのに便利なフック。
リュプリカント
ポンピング用ののポンプノブの動きをスムーズにするための専用特殊オイル。
リフレクター
ランタンのアクセサリーパーツのひとつで、マントルにこの金属板を当て、明かりを一定方向に集中させるもの。近隣のサイトへの光の漏れも防ぐ。