夕暮れが訪れる前に、ライトの灯りをともしましょう。
柔らかな光で、ゆるやかな時間が流れ始めます。
使用場所や面積に応じで、必要なライトを用意しましょう。
ライト・ランタンの選び方
シーン別活用法
ランタンやライトは、明るければ明るいほどいいというものではありません。
明るいほど燃料の消費が激しい、虫が寄ってくるなど、不都合も出てきます。
快適なアウトドアライフを求めるなら、明るさの異なるライティングをシーンに合わせて使い分けることをおすすめします。
1.広範囲を明るく照らす大型のガソリンランタンを、サイトの少し外に設置。
一番明るい大型ランタンを離れた場所に置くことで、外側に虫を引き付けることができます。
2.作業の多いキッチンまわりやサイト全体を照らすのには、ガソリンランタンやガスランタンがオススメです。
3.くつろぎの空間を暖かい光で包む小型ガスランタンで、テーブル上を明るく。手元が明るくなる程度で十分です。
キャンドルランタンでも、光量は少ないですが、ムードを楽しめます。
4.火気厳禁のテント内には、電池式のランタンを。一酸化炭素中毒も防止できます。
5.夜道の移動や探し物には携帯しやすいハンドライトやヘッドライトを用意しておくと便利です。アウトドアシーン以外でも幅広く利用できますよ。
燃料
ランタンの燃料は、自分の持っているバーナーやコンロと同じものを選ぶのがベスト。
燃料がなくなっても、使い回すことができます。
別々にすると、その分荷物は多くなります。これからコンロなどを購入する人も、燃料を統一することをおすすめします。
燃料代を比較すると、一番安価なのがガソリン。続いてガスです。案外、電池式は電池代が高くつくことがあります。
最近、ライトは電球よりも消費電力が少ない、LEDが主流。LEDは寿命も長いので、これから購入するなら検討してみてください。
使いやすさ
せっかくキャンプ場に着いたのに、ランタンを点けるのに手間取っていては、楽しい時間も台無しです。
着火までに手間がかかるかどうかも、ライティングの大きなポイントになります。
ガソリン式は、ガソリンを気化させるために、手動ポンプで圧力をかける作業が必要。
定期的に部品を変えたり、油を差したりと、メンテナンスも欠かせません。
上級者には、そんな手間もアウトドアの醍醐味と、ガソリン式も人気ですが、初心者には、簡単に着火するガスカートリッジや、電池式がおすすめです。
ライトの種類
蛍光灯
消費電力が少なく、連続点灯ができるのが大きな特徴。
蛍光管を長く渦巻状にすることで、表面積を広くして高照明度を実現させたスパイラルチューブなど、十分な明るさを保つタイプもある。
LED
電球に比べて消費電力が少なく、寿命が長い。
また、球切れが少ないので、安心して使用することができる。高照明度のタイプもあり、最近ではライトの主流になりつつある。
バルブ
ランプ効率と明るさに優れたクリプトン、ハロゲン、ゼノンなどが使われている。クリプトンバルブは最も一般的に使用されており、コストパフォーマンスも高い。
ブルーコーティングゼノンバルブは、自然光に近い光を放つのが特徴で、効率よく強い光を発生させる。
ハロゲンランプは、輝度が高く、寿命末期まで初期性能を保つのも特徴。