キャンバス素材について
キャンバスとは、もともと帆船の帆として使されていた、綿や麻などの太い糸で密に平織りした厚地の生地を指します。
帆で使用されていたことで分かるように非常に丈夫な素材で、濡れると水を通しにくくなる特徴を持っています。
スニーカーや鞄などファッションアイテムで取り入れられるだけでなく、手芸品や絵を描くための画布にも使用されております。
お手入れ方法
キャンバス素材のスニーカーのお手入れ方法については、洗浄する事が可能なので洗剤を使って汚れを落とす事が出来ます。
また、新調した際には履く前に汚れの防止を施せば汚れが付きにくくなります!
ここからは、正しいキャンバススニーカーの洗い方や防止方法等ご紹介していきます。
【履く前の防止策】
・防水スプレー
長持ちさせるには、汚れを付く前に防止することがポイントになってきます。購入したら、履いて汚れが付く前に防水スプレーを吹きかけましょう。
防水スプレーを吹きかける際はスニーカーの紐を外し、スプレーがスニーカー全体にまんべんに付着するように行います。
また、風通しの良い場所で行いスニーカーとスプレーは20cm程度離し吹きかけましょう。最後に乾燥させれば完了です。
・ろうそく
自宅に防水スプレーが無い場合は、ろうそくでも代用できます。
ろうそくにも防水効果があり、塗り込んでいくだけで防水スプレーと同じ効果で、スニーカーの表面がコーティングされ汚れの予防ができます。
使い方も簡単で1カ所に10回~15回ほど塗りこめば完了です。
また、更に防水効果を高めたい場合は、ろうそくを塗ったあとにドライヤーでスニーカーの表面を温めロウをしっかり染み込ませましょう。
※白以外の色つきのろうそくは色が写ってしまうことがありますので白以外は使用しないようにして下さい。
・パウダー
赤ちゃんに使うベビーパウダーや化粧用のフェイスパウダーなどキメ細やかなパウダーを付けておくと汚れ防止できます。
防水性はありませんが繊維の隙間パウダーが入り隙間を埋めるため汚れが入り辛くなります。
【日々のケア】
・アッパーはブラッシング
キャンバススニーカーも革靴同様に日々のケアでブラッシングをしましょう。
履いたその日の汚れはなるべく早く取り除くことで綺麗な状態を保つことが出来ます。
ブラシは、動物性の柔らかな毛先の物が好ましいです。
・ソールは消しゴム
意外に知らない人も多い方法で、ソールのラバー部分などのちょっとした汚れなら消しゴムで擦ると簡単に汚れを落とす事ができます。
時間もかからないので履き終わった際に簡単にメンテナンスすることが出来ます。
【洗浄方法】
Step① 靴紐、インソールを外す
上記の汚れの防止対策の防水スプレーと同様に先ず靴紐は必ず外しましょう。汚れ落しの際も紐を外していなければ仕上がりにムラが出来てしまいます。
もちろん紐にも汚れが付着するのでシューズとは別々にして洗浄は必要です。
また、スニーカーの中敷(インソール)が外せるタイプの物は外して下さい。
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Step② ブラッシング
あらかじめ泥や土などブラッシングでスニーカーの表面を綺麗にします。
ここでは表面に付着している大きく軽い汚れを全体的に除去していくイメージです。
細かな汚れや、繊維に染み込んだ汚れは取れないのであくまでも洗浄する準備段階です。
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Step③ 洗剤に付ける
バケツや桶の中にぬるま湯(40度ぐらい)を入れ、洗濯洗剤を記載された割合の量を入れます。
その後スニーカーをつけ、30分ほどつけ置きし洗剤を浸透させましょう。つけ置きをすると汚れが落ちやすくなります。
このとき紐もシューズ同様につけ置きしておきましょう。
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Step④ 洗う
つけ置きしたシューズを洗浄液から取り出しアッパー部分(外側)はブラシで擦り汚れを落していきます。
キャンバス地部分は洗濯用ブラシで軽く汚れをかき出すようなイメージでブラッシングしていきます。
また、ソールは、傷つかないように優しくスポンジで汚れを落していきます。
シューズの中の部分や細かな部分は、先の小さいブラシ(歯ブラシ等)を使用しましょう。
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Step⑤ 濯ぎ
スニーカーを洗い終わったら濯ぎを行っていきます。
先ずは、容器に入れた洗浄液を捨てスニーカーに泡が残っていない状態まで濯ぎ、洗剤をしっかり落とします。また、靴紐も同様に濯ぎます。
※濯ぎの水はぬるま湯の方が好ましいです。
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Step⑥ 乾燥させる
濯ぎが終われば最後にシューズを乾燥させます。
乾燥させる方法は、はじめに乾いたタオルで水気を取ります。水気をしっかりと取っていおかないと水ジミの原因にもなりますので乾燥機を使用しても構いません。
その後、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。
洗った直後は、生地が知縮みやすいのでシューズの中にタオル等の布を入れて乾燥させると型崩れ防止にもなりますよ。
スムースレザーについて
スムースレザーをアッパーに使用したスニーカーは一般的にレザースニーカーと呼ばれており、革靴と同じようにアッパー自体の耐久性が優れておりスニーカーの中でも上品な印象があるため、大人のドレスカジュアルにも相性抜群で経年変化も愉しめる素材となります。
お手入れ方法
スムースレザーのスニーカーのお手入れに関しては、基本的に革靴と同様のお手入れを行います。
お手入れを行っていればレザーの特徴でもある耐久性や経年変化によって長くアイテムを愉しめますので是非参考にしてみて下さい!
【メンテナンス】
Step① ブラッシング
先ずは、スニーカーの表面に付着したホコリや汚れを掃うようにブラッシングを行います。
ブラッシングを行う際の注意点として、動物製のブラシを使う事をオススメします。
また、アッパー部分を傷つけないように優しくブラッシングして下さい。
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Step② クレンジング
step①では落としきれない細かな汚れや、古いワックスを除去する為ステインリムーバーという革製品用のクレンジング剤を使用ます。
綺麗な布やポリッシュクロスにリムーバーを落とし表面を撫でるように力を入れずスニーカーの細かな汚れを拭き取っていきます。
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Step③ クリームを塗布
シューズに栄養補給と艶出しの為にクリームをブラシを使用して塗布します。
少量のクリームで均等に、塗り伸ばしたいため小さな靴磨き用の、ブラシを使用することをオススメします。
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Step④ 磨き上げ
強めの力で塗布したクリームを靴の中に浸透させるイメージで、ブラッシングしていきます。
また、毛足が固くコシのある豚毛ブラシがオススメです。
この工程でクリームが浸透し革が柔らかくなり、艶感も出てきます。
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Step⑤ 拭き上げ
最後の工程は乾いた布でからぶきを行います。ここではシューズに残っているクリームを拭き取り仕上げます。
シューズの表面がざらっとしていればクリームが残っている状態なんですべすべした手触りになるまで拭き上げましょう。
スウェードについて
スウェードとは、子牛や子羊の皮の裏側を起毛させたものを指します。
皮の内側が起毛させているので、柔らかさがあり、光沢感が特徴の素材です。
また、耐久性の高い素材である為、アウターや手袋やブーツやスニーカーなどの様々なアイテムに使用されております。
お手入れ方法
同じレザーでも表側のスムースレザーと裏側のスウェードレザーとでは、メンテナンス方法が違ってきます。
ここからは、スウェードレザーのお手入れ方法についてご紹介していきます。
【メンテナンス】
Step① シューツリーを入れて形をキープ
メンテナンスを始める前にまずは、お手入れの邪魔にならないように靴紐を外します。
靴紐を外し終わればシューズキーパーを入れます。シューズキーパーを入れることによって靴の形が保たれお手入れがしやすくなります。
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Step② ゴミを掃う
次に、豚毛のブラシを使用しスウェードに付いたゴミを落としていきます。
スウェード靴の場合は、毛先が固い豚毛のブラシがオススメです。また、無ければ馬毛の物での構いません。
ブラッシングの際は、少し力を入れガシガシと全体をブラッシングしていきます。ベロや、コバ等細かい部分も忘れずに行って下さい。
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Step③ クレープブラシで毛並みをほぐす
クレープブラシは、先がゴムでできた特殊なブラシで、消しゴム程度の固さの薄いゴムがドレープ型に成形・配置されることによりスエードに適した弾力となっています。
このクレープブラシでブラッシングすることで、スウェードの毛並みをほぐす事ができます。
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Step④ スプレーで栄養を与える
次は、スプレーで栄養を与えます。スウェード用に栄養分、補色、防水をしてくれるスプレーがありますのでそちらを使用します。
全体に3回程度まんべんなく振りかけます。また、シューズとスプレーは20㎝から30㎝ほど離して下さい。距離が近すぎると色が濃く付着してしまう場合があるので注意下さい。
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Step⑤ 毛並みを整える
「Step④ スプレーで栄養を与える」が終わってから30分ほど乾燥させます。
乾燥させ終わればStep②の汚れ落としに使用したのと同じ豚毛のブラシで毛並みを整えていきます。
※Step②の汚れ落としに使用したブラシを使用する場合は毛先に付いたゴミやホコリを掃い落としておいて下さい。
ブラッシングの際は後ろから前へ流れるようなイメージで行って下さい。全体の毛並みの方向が揃うと仕上がりが綺麗になりますよ。
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