ダウンと並ぶ冬アウターの定番アイテム「コートのお手入れ」についてです。
冬のアウターは、他の衣類と違い使用頻度が高いものの頻繁に洗濯できなかったり、そもそも洗濯不可なものもありますね。
コートもお手入れ1つで綺麗な状態が続き、長持ちさせる事が出来ます。
ブラッシングについて
ブラッシングは、ホコリやゴミを取り除くだけではなく粘着テープなどでは取れない隙間のゴミを取れ生地の流れを良くしまた、繊維の間に空気が入り生地がふっくら仕上がります。
その為コートの型崩れ防止にも繋がります。
すぐに目で見て分かる効果は少ないのですが、数年後にはお手入れの有無でアイテムの状態が大きく差が付きますよ。
ブラッシングの際にポイントとなるのは
・ブラシはコートの素材に合った物を使用する(カシミアは馬毛、ウールは豚毛)
・生地を傷めないように力を入れ過ぎず優しく行う
この2点です。
ブラッシングの手順をご紹介していきます。
【コートをハンガーに掛ける】
ブラッシングを行う際は、先ずコートをハンガーに掛けましょう。
しっかりとコートを支えられる厚みのあるハンガーを選びます。
【汚れを浮かす】
汚れを落していく為、繊維の方向と逆向き(下から上)の方向にブラッシングしていきます。
こうする事で一度繊維の奥のゴミや汚れをかき出し、浮かせることが出来ます。
【繊維を整える】
次に繊維を整えるように繊維と同方向にブラッシングを行います。
汚れを浮かす工程で繊維が立った状態になるのでこの工程を行わなければ、毛玉ができやすくなりますので必ず行いましょう。
【細部までケアする】
袖や襟など細部にももちろんゴミ、ホコリが溜まりますので細部のお手入れも同様に行います。
細部に関しては手首を小刻みに動かし丁寧に細かくブラッシングしていきます。
汚れやすい腕や裾は最後に取り掛かることで、ホコリが残らず効率的ですよ。
また、ポケットの中にもゴミが溜まりやすいのでひっくり返して払い綺麗な状態にしましょう。
保管方法について
コートもダウン同様にシーズンオフがあり、長期の保管が必要なアイテムです。
なので、保管方法を間違ってしまえばもちろん品質低下に繋がります。
シーズンオフで保管の前にクリーニングに出す人も多いと思います。
クリーニングから戻ってきた際、ビニールカバーは外し保管前に半日ほど乾燥させて下さい。
スチームで生地が水分を多く含んでおり、カビやニオイの原因から防止する為です。
【ハンガーで保管する場合】
型崩れ防止の為、厚みのあるハンガーを使用します。
【畳んで保管する場合】
袖を畳む
↓
2つに折る
フードやファーの付属品がある場合は、あらかじめ外しておきコートの肩部分をなるべく折らないように袖を内側に畳みます。
真ん中から2つに畳ます。
また、収納の際はシワを極力なくすためにコートの上に他の衣類を重ね無いようにし収納します。
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