ウール
【特徴】
ウールは、羊毛を使用した天然素材になり冬用ニットの最も代表的な素材になります。
冬は暖かく、夏は涼しい素材で吸湿性が高く爽やかな着心地で汚れがつきにくいというメリットがあります。
デメリットとしては、虫に食われやすく縮みが生じます。
【日々のケア】
ウール自体が汚れ・水に強く抗菌性も保つタフな素材であるためそれほどお手入れに神経質になる必要はありませんが、縮みやすい素材でもある為頻繁な洗濯ではなくブラッシングでのケアをオススメします。
着用したその日にホコリなど表面の汚れを払い、繊維の流れを整える為にブラッシングを行います。ブラシは動物性のブラシが好ましいです。
コットン
【特徴】
綿花から作られたコットンの最大の魅力は、最高の肌触りです。
ニット特有のチクチクとした肌触りがコットンニットには無く敏感肌の方にはオススメの素材です。
しかし、保温性は低くまた綿の特徴上あまり分厚く作ることが難しい為真冬用のニットではなく、3ジーンズ着用できるニットに多く使用されております。
【日々のケア】
コットンは、今回ご紹介の天然繊維であるの中で最も簡単にお手入れの出来る素材である為、「ウール」「モヘア」「カシミア」よりも気を遣う必要はありません。
縮みが生じる素材なので洗濯の際は脱水時間を短くしましょう。
モヘア
【特徴】
モヘアは、アンゴラ山羊(ヤギ)の毛で作った素材になり、独特な光沢感でコシが強くセーターだけではなく毛布やショールにも使用されいる素材です。
また、ボリュームがありフワフワとした触り心地ですが毛が長く抜けやすいデメリットがあります。
【日々のケア】
毛が長く、抜けやすい素材になるので「毛抜け」に注意する必要があります。その為、抜け毛の原因になりますのでブラシの使用はおすすめしません。
代わりに柔らかい布などを使って優しく毛並みを整えましょう。
飲み物などをこぼしてシミを作ってしまった場合は、早いタイミングでクリーニングに出すことをおすすめします。
カシミア
【特徴】
カシミアはニット素材の中でも高級品として名高い素材で、カシミアヤギの毛を使用しております。
また、一頭から採取できる量が少ない為、貴重な素材で価格は高い特徴があります。
また、繊維が細く絹のような滑らかさと光沢感があり保温性、保湿性にも優れております。
ウール素材と比較すると伸縮性が40%も優れ、型崩れしにくい特徴もあります。
【日々のケア】
ウール同様にブラッシングを行います。
しかし、カシミヤはウール以上に繊維が細くてデリケートな素材です。洗濯等自宅でのメンテナンスは非常に難しいので基本的にはクリーニングをオススメします。
また、日々の生活の中で汚してしまわない事を意識しシミには極力気を付けて、汚れがついたらすぐに、部分的にシミ抜きするなど対処するようにしましょう。
・一般的な洗濯方法のポイント
【Point① 裏返して畳む】
肌に触れる裏側をしっかり洗浄できるようにニットを裏返します。
また、ぐちゃぐちゃにしてしまうと型崩れの原因になるので裏返しにしてから綺麗に畳みましょう。
【Point② 洗濯ネットを使用する】
ニットは毛玉ができやすい素材ですよね。
毛玉が出来てしまう理由は、摩擦でニット表面が毛羽立ち、また摩擦で起きた静電気で繊維同士が絡まることが原因となります。
なので、回転して衣類同士が擦れる洗濯機で洗う際は、摩擦を軽減させる洗濯ネットを使用するようにしましょう。
また、洗濯ネットを使用する際はニット1着ずつネットに入れ(1ニット=1ネット)、ネットの中でニットが遊ばないように畳んだ大きさと同じくらいのネットを使用するとより摩擦が軽減でき毛玉予防に効果的です。
【Point③ 洗剤はオシャレ着洗剤で】
ニットを洗濯する際は、ふんわり仕上げ、型崩れや伸びを整えてヨレや毛玉を防いでくれるオシャレ着洗剤を使用しましょう。(柔軟剤も併用する)
洗濯の衣類のダメージも抑えてくれる効果があります。
【Point④ 手洗いモードで洗浄】
洗濯機によっては「ドライコース」や「手洗いコース」など、弱い水流で洗ってくれる機能がありますのでそういった機能を活用しましょう。
衣類同士の摩擦を軽減し傷みを押さえることが出来ます。
ハンガーを2本使用する
先ずは、普通にハンガーにニットをかけます。
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次に袖をクロスさせ肩に袖をかけます。
↓
最後に別にハンガーに丈を通せば完了です。型崩れしにくく風通りも良くなるため早く乾燥します。
竿干し
竿に2つ折りの状態にして、袖をたらさないように干しましょう。
袖を垂らしてしまうと水分の重みが下へ垂れて伸びの原因になってしまいます。
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