【シリーズ・賢いスーツケースの選び方】 第1回

出張に最適なスーツケースは?スーツケース専門店が徹底解説!

スーツケース

「出張の際に、とりあえず家にあったスーツケースを持ってきたけど、機内持ち込み非対応だからフライト中に書類やPCを取り出せないし、ラウンジでPCを取り出そうとしたらスーツケースを床に置いてから90°以上開けるしかなくて、周囲の視線が気になり気まずくなってしまった...」

スーツケースをラウンジで開いている人

みなさんはこんな経験はありませんか?

実は旅行用スーツケースとビジネス用スーツケースでは大きな違いがあり、ビジネス用スーツケースは出張シーンに最適化された多くの機能が搭載されています。

この記事では出張に使用する最適なスーツケースの選び方を解説します。

機内持ち込み対応サイズを選ぶ

航空機機内

機内持ち込み対応サイズであれば、フライト中でもスーツケースからPC等を取り出して作業ができるだけでなく、到着後に荷物受取所で自分のスーツケースが流れてくるまで待つ必要がなく、スケジュールが立てやすいです。

そのため多くのビジネス用スーツケースは機内持ち込み対応サイズに収まるよう設計されています。

逆に旅行用スーツケースは、長旅への対応や帰りにお土産を持って帰ろうとして、荷物が増える可能性から大きめのサイズの商品が比較的多く販売されています。

また、一口に『機内持ち込み対応サイズ』といっても、各航空会社や機体の大きさによって規定が少しずつ異なっており、特に100席未満の機体やLCCなどの格安航空会社が管理している便ではサイズと重量に対して厳しい規定があります。購入前に買おうとしているスーツケースが、利用予定の航空会社の規定の大きさに収まっているかよく確認することが大切です。

各航空会社の機内持ち込み制限

航空会社名 座席数100席以上 座席数100席未満
規定サイズ(総外寸) 規定重量(身の回り品含む) 規定サイズ(総外寸) 規定重量(身の回り品含む)
JAL
JAL
日本航空
合計:115cm以内かつ
55×40×25cm以内
10kg以内 合計:100cm以内>かつ
45×35×20cm以内
10kg以内
ANA
ANA
全日本空輸
合計:115cm以内かつ
55×40×25cm以内
10kg以内 合計:100cm以内かつ
45×35×20cm以内
10kg以内
スカイマーク
スカイマーク
合計:115cm以内かつ
55×40×25cm以内
10kg以内 運行なし 運行なし
エア・ドゥ
エア・ドゥ
合計:115cm以内かつ
55×40×25cm以内
10kg以内 運行なし 運行なし
ソラシドエア
ソラシドエア
合計:115cm以内かつ
55×40×25cm以内
7kg以内 運行なし 運行なし
スターフライヤー
スターフライヤー
合計:115cm以内かつ
55×40×25cm以内
10kg以内 運行なし 運行なし
スターフライヤー
ピーチ・アビエーション
合計:115cm以内かつ
56×36×23cm以内
7kg以内 運行なし 運行なし
ジェットスター・ジャパン
ジェットスター・ジャパン
(例)合計:115cm以内かつ
56×36×23cm以内
7kg以内 運行なし 運行なし
春秋航空日本
春秋航空日本
合計:115cm以内かつ
56×36×23cm以内
7kg以内 運行なし 運行なし

機内持ち込み対応サイズのスーツケースを比較する

キャスターストッパー付き8輪キャスター搭載モデルを選ぶ

近年主流の8輪タイプは、小回りがよく快適な走行性を体験できます。しかし電車の中など揺れる場面では勝手に動いてしまい、しっかりと押さえつけておく必要があるというデメリットがあります。

キャスターストッパー機能が付いているスーツケースであれば、揺れる場所だけ車輪を固定することが可能であり、快適な走行性と安定性の両立が可能です。

スーツケース ジャバラポケット

キャスターストッパー搭載モデルを比較する

静音キャスター搭載モデルを選ぶ

出張では深夜や早朝に出発することも珍しくありません。
深夜早朝に、キャスターの騒音が原因となって、ご近所とのトラブルになってしまうことも...
深夜早朝の出発着が多い方は、必ず静音キャスター搭載スーツケースをお選びください。

静音性にとことんこだわるのであれば、静音キャスターの最高級として名高い、「HINOMOTOキャスター」搭載モデルを選んでおけば、品質に間違いありません。

このキャスターは、車輪に搭載されたグリスパックが走行時に適量のグリスを車輪に供給することで、走行時の摩擦が少なくなり、結果として極めて小さい走行音を実現しています。

スーツケース 日乃本

HINOMOTOキャスター搭載モデル見る

静音キャスター搭載モデルを比較する

小物の収納に優れたジャバラポケットがあると便利

スーツケース ジャバラポケット

出張ではたくさんの道具を持ち歩くことになります。基本的な道具を挙げただけでもこれだけあります。

財布 身分証(社員証、運転免許証) 手帳、ノート、筆記用具
名刺入れ 書類やファイル等 スマートフォン
ノートパソコンやタブレット モバイルWi-Fiルーター(必要に応じて) 各電子機器の充電アダプタ
折りたたみ傘 ハンカチ、ポケットティッシュ 宿泊日数分の着替え(下着、靴下やストッキングなど)
眼鏡、コンタクトレンズ、薬(必要な方)
化粧道具、メイク落とし、生理用品など(主に女性の場合)

出張に使うスーツケースには、これらの道具を分けて収納できる、収納能力が高いジャバラポケット搭載モデルがオススメです。

ジャバラポケット搭載モデルを比較する

取り出しに便利なフロントオープン搭載モデルを選ぶ

フロントオープン機能とは、スーツケース本体のファスナーを全部開かずに、スーツケースを立てたまま中の荷物を取り出すことができる機能です。
これがとても便利な機能で、取り出す頻度が高い道具の収納にうってつけです。
『先方との打ち合わせ前に、ラウンジで資料の確認を...』といったシーンでも、サッと書類やPCを取り出すことができます。

スーツケース フロントオープン

ビジネス用スーツケース3選

改良を重ね辿り着いた、機動性抜群のキャリーケース

スーツケース フロントオープン

実用性と洗練されたデザインをコンセプトに作られた『Proevo(プロエボ)』のフロントオープン型キャリーケースです。
フロントポケットには小物用のポケットとパソコン・雑誌などの収納が可能な大型ポケットがあり、移動中の荷物の出し入れが楽に行えます。

スーツケース フロントオープン
スーツケース フロントオープン

足元には『ブレーキ機能付きサイレント8輪キャスター』を搭載しており、電車やバス内でキャリーケースが勝手に転がるのをスイッチひとつで防ぐことが可能です。
ボディ背面にON/OFFのスイッチがあるので立ったまま操作ができます。

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HINOMOTOキャスター搭載モデル 横型フロントオープンキャリー

スーツケース フロントオープン

落ち着いた色合いと機内持ち込みサイズのコンパクトな設計でビジネスシーンにおいて使いやすいスーツケースです。
収納前半分のフロントポケット側はアコーディオン式になっており、書類やパソコンなどを出し入れするのに最適です。

横型ボディのため設計上キャリーバーが長くなってしまい多少ぐらつきを感じますが、これはキャリーバーに掛かる負荷を分散するための隙間を設けているためです。
走行に支障はありませんのでご安心ください。

スーツケース フロントオープン
スーツケース フロントオープン

キャスターには信頼性の高い日本メーカーの『日乃本製サイレントキャスター』を採用しており、気になる走行音を最小限に抑えてくれます。

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機内持ち込みMAXサイズ 約40LのフロントOPキャリ―

スーツケース フロントオープン

33・37・40Lの3サイズのラインナップがあるフロントオープンキャリー。目的に合ったサイズを選んで無駄のないパッキングをしましょう!

静音8輪キャスターとひし形キャリーバーで安定した走行を実現しているほか、取り外し可能なインナーやW-TSAロックといった細かい実用性もしっかりと兼ね備えています。

8輪キャスターは通常のキャスターに比べ走行音が小さいのが特徴で、早朝や深夜にキャリーケースを使わなくてはいけない場面で回りに騒音の迷惑をかけずに済みます。

 
スーツケース フロントオープン
スーツケース フロントオープン
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じっくり選んで快適な出張を

【この記事ではビジネス用スーツケースの選び方】をご紹介しました。
各商品でサイズ、重量、デザイン等異なるので、じっくり選んでご自身の用途にぴったりの一品を見つけてみて下さい。