●はじめに
数多くある水草の中で特に気泡が付きやすい水草を今回紹介しましょう。水草から出る気泡を見ると癒されますね。水草も生きているんだなという実感がわいてきます。水草自体気泡がでやすいといっても、器具や肥料の環境もしっかりと整えてあげてくださいね。


●気泡が出やすくなるCO2添加
   〜CO2は肥料〜
水中で一番不足しがちな栄養素は炭素(元素記号C)です。液肥をいくら与えても水草が成長しない、新芽が黄色い(白化)するので鉄分を与えても直らない、そのような場合原因の1つとして考えられるのは炭素不足です。一般に液肥は炭素を水草が吸収できる形で与えられません。CO2添加は炭素を直接水草に与えます。


●どんな肥料がオススメ?
即効性があり吸収の早いプランツグリーンです。白化したリシアやドワーフリシアなどは2〜3日で効果が現れます。当店でも愛用しています。


●光量アップでより光合成をさかんに!
ライトが2灯で明るさが足りない方や3灯式でそれ以上ライトが足せない場合はこちらのテクニカ・レフ蛍光管がオススメ。蛍光管内部の内面約半周部に半透光性の反射膜コーティングしてあります。この反射膜の作用により下方へ効率よく光を集めることで、ランプ直下明るさが30%UPします。(テクニカ社比)


●おすすめのライトは?
ちょっと金額が高めですが、テクニカ インバーターライトがお勧めです。高性能のインバーター回路をランプ1本に対し1枚使用、従来のインバータータイプの蛍光灯と比べて2倍(メーカー公称)の明るさを実現したハイエンド蛍光灯です。高反射率のアルミニウム反射板を理想的な形状に加工して、蛍光ランプの光を効率良く下方に照射しています。


●規則正しい照射時間で水草を健康に
   〜タイマーと電磁弁〜
会社や学校が忙しくてついついライトを付け忘れたり、消し忘れると水草の成長が阻害されます。毎日規則正しい時間で照射してあげることで気泡が付きやすい環境を整えましょう。お手持ちのライトにタイマーを接続し、自動でON/OFFにすることで解決されます。またCO2添加も電磁弁とタイマーを組み合わせてライトがONになると同時にCO2も自動的に添加されます。


アイコンの解説



★ドワーフリシア


リシアの小型版です。黄緑色がレイアウトを明るく演出してくれます。シュリンプ水槽などにレイアウトしても美しいです。


★グレートモス

丈夫で育成幅の広い水草です。葉はカールしており、ギザギザ(鋸歯[ぎょし])を持つのが特徴です。落ち着いた雰囲気を持ち、中景〜後景にまとめ植えすると映えます


★南米産ミズハコベ

気泡が次から次ヘと出てくる前景草です。しっかり植え込まないと気泡の浮力で水草が浮き上がってしまいます。環境が合えば生長は早いです。CO2は大目に添加しましょう。


★ラージパールグラス

黄緑色で丸い葉をしたパールグラスの仲間です。中景草〜後景草にお勧めです。一番上の葉から大粒の気泡が浮かぶ姿は可愛らしいです。


★ロタラ・マクランドラの仲間

丸みを帯びた葉が特徴です。ロタラ・マクランドラ、マクランドラ・グリーン、マクランドラ・グリーン ナローなどがあります。レイアウトではよく中景草に用いられます。


★ロタラ・ナンセアンの仲間

繊細な葉に気泡が付く姿が美しいです。中景〜後景草によく用いられます。赤い葉のワリッキー、黄緑葉のナンセアン、茎が赤いベトナム・レッドなどがあります。

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