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2015年本屋大賞結果発表!全国書店員が選んだいちばん売りたい本はこちら!

本屋大賞とは?

過去一年の間に刊行された日本の小説の中から、新刊書の書店で働く書店員が実際に読んで、
「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と感じた本を選び、投票で決定するものです。

2016年 大賞

羊と鋼の森

宮下奈都(著)

ゆるされている。
世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。
ピアノの調律に魅せられた一人の青年。
彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、
祝福に満ちた長編小説。

ランキング

2位

君の膵臓をたべたい

住野よる(著)

偶然、僕が拾った1冊の文庫本。
それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった
―圧倒的デビュー作!

戦時中、高知県から親に連れられて満洲にやってきた珠子。
言葉も通じない場所での新しい生活に馴染んでいく中、彼女は朝鮮人の美子と、恵まれた家庭で育った茉莉と出会う。
お互いが何人なのかも知らなかった幼い三人は、あることをきっかけに友情で結ばれる。
しかし終戦が訪れ、運命は三人を引きはなす。

4位

永い言い訳

西川美和(著)

長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。
悲しさを“演じる”ことしかできなかった津村は、同じ事故で母親を失った一家と出会い、はじめて夏子と向き合い始めるが…。
突然家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか。
人間の関係の幸福と不確かさを描いた感動の物語。

5位

朝が来る

辻村深月(著)

「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。
電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、確かに息子の産みの母の名だった…。
子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた感動長篇。

6位

王とサーカス

米澤穂信(著)

新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、仕事のためネパールへ向かった。
現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかに過ごそうとしていた矢先、王宮で国王をはじめとする王族殺害事件が勃発する。
2001年に実際に起きた王宮事件を取り込んで描いた壮大なフィクションにして、米澤ミステリの記念碑的傑作!

7位

戦場のコックたち

深緑野分(著)

一晩で忽然と消えた600箱の粉末卵の謎、不要となったパラシュートをかき集める兵士の目的、聖夜の雪原をさまよう幽霊兵士の正体…誇り高き料理人だった祖母の影響で、コック兵となった19歳のティム。
彼がかけがえのない仲間とともに過ごす、戦いと調理と謎解きの日々を連作形式で描く。

8位

東山彰良(著)

1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。17歳。
無軌道に生きるわたしには、まだその意味はわからなかった。
大陸から台湾、そして日本へ。
歴史に刻まれた、一家の流浪と決断の軌跡。
友情と初恋。流浪と決断。圧倒的物語。

9位

教団X

中村文則(著)

謎のカルト教団と革命の予感。
自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。
絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。
神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。
著者最長にして圧倒的最高傑作。

10位

火花

又吉直樹(著)

お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。
笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。
神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。
彼らの人生はどう変転していくのか。
人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ!