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2021/09/18 11:53
おはようございます。
バラの家楽天店店長の木村やすはるです。
9月も半ばを過ぎ夏剪定も終えて、
秋のバラシーズンの開幕が待ち遠しい今日このごろですが、
本日のブログでは来年の春のバラシーズンのために
今やっておきたい秋の鉢増しについておはなししたいと思います。
来年の春に良い花、そしてたくさんの花を咲かせるために
休眠期には鉢植えの用土替えや鉢増しを行いますよね。
鉢の大きさを変えない用土替えは、
根鉢を崩して新しい用土に入れ替えるので、
用土替えをする場合は、根に合わせて冬剪定で枝も短く切り戻します。
それに対して、一回り大きな鉢に植える鉢増しは、
根鉢を崩さず根がしっかり土を掴んでいるので
短く冬剪定をしたくないつるバラなどにもおすすめ。
フェンスやオベリスクなどに誘引して、たくさんの花を咲かせることもができます。
もちろん、冬剪定をする株でも鉢増しのほうが
より根を張れるのでたくさんの花、そして良い花を咲かせることができます。
スペースの関係もあるので全部鉢増しにする訳にも行かないんですけどね^^;
ということで、冬になったら鉢増しを行う予定の方も多いと思いますが、
ちょっと待ってください!
鉢増し予定のそのバラ、すでに根鉢がぎっしりじゃないですか?
根鉢を崩す用土替えは休眠期にしか出来ませんが、
根鉢を崩さない鉢増しはそれ以外に時期でも行うことができるんです!
早めに鉢増しを行えば休眠期までにまだまだ根は育ちますので
春の花付きはさらに良くなり、良い花を咲かせることが出来ます^^
特につるバラなどは小さな鉢のままで育てると、
せっかく枝は伸びても根が育っていないので花つきが悪くなる場合があります。
そうならないためにはバラの様子を見て必要な場合は
休眠期までまたず、今のうちに鉢増しすることが大切なんです!
地植えにする場合も冬まで待たずに今のうちに地植えにするのがおすすめです。
このプシュケも枝葉に対して鉢が小さすぎるように見えますよね。
このまま冬まで育てるのと、今の時期に鉢増しするのだと春の花数に大きな差ができます。
6号鉢だと窮屈なので冬までに根を増やすために、
一回り大きなプレミアローズ8号角深鉢に用土替えをします
鉢から抜いてみると根がしっかり張っていますね^^
休眠期以外は基本的には根鉢は崩してはいけません。
根をしっかり張らせるためには必ず良質な培養土で鉢増しするのがおすすめです。
鉢底に培養土を敷いたら、根鉢をその上に置きます。
さらも欲張るならこの土に元肥としてプレミアローズオーガニック肥料を混ぜるのがおすすめ♪
根鉢の肩が鉢の縁より5cmくらい低くなるようにします。
置いてみて低いようなら培養土を足して、少ないようなら培養土を減らします。
培養土は隙間にさらさらと半分くらい入れたら、
鉢を持って数回とんとんさせ、、もう一度培養土を入れもう一度トントンします。
鉢が重い場合はゆらゆらさせるだけでもOKです。
この時に棒でつついたり、手で押したりしない様にします。
培養土は接ぎ木部分が出るようにします。
また、ウォータースペースを確保するために、
鉢の縁から2~5cmほど低くなるようにします。
(鉢のサイズなどによって調整してください)
水やりは必ずハス口などをつけ柔らかな水流でたっぷりと!
強い水流で水やりすると培養土がかき混ぜられ比重の違いで
素材が別れてしまい、せっかくの培養土も効果が発揮できなくなるからです。
特に一番最初の水やりは注意が必要です。
ウォータースペースたっぷりまであげたら、
30分~1時間後くらいにもう一度、
ウォータースペースまでたっぷり水をあげると
鉢増しの完成です。
簡単な作業ですが、
これだけで春の花つきに大きな差が出ます!
ぜひ秋の鉢増しをお試しくださいね♪
バラの家楽天店店長 木村やすはる
最終更新:2021/09/18 12:10