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2018/02/04 13:22
おはようございます。
バラの家楽天店店長の木村やすはるです。
冬剪定と誘引が無事にできましたが、
春によりたくさんの花を咲かせるためにもうひと手間くわえましょう♪
新苗を育てよう!では、
8月下旬に大きめの鉢に鉢まししているので、
まだ根を張るスペースにも余裕があります。
そのため用土はそのままでも良いのですが、
表土の上にバラの家 堆肥を2~3cm撒くだけで
徐々に堆肥の有機質が用土になじんでいき、
微生物が増えて地力をアップさせてくれますよ^^
簡単な作業ですのでぜひバラの家 堆肥のマルチングを試してくださいね。
これで冬の作業はお仕舞ですが、
今の鉢が小さ目で冬に鉢ましを考えている方は、
2度目の鉢ましの時と同じように鉢ましを行ってください。
また、この冬に鉢のサイズを変えずに用土替えをお考えの方のために
シェエラザードの用土替えを行ってみたいと思います。
まずは鉢から苗を抜き出します。
なかなか抜け出せない時は鉢底を見てみましょう。
もし鉢底から根が出ている場合は切るだけで抜けやすくなります。
また鉢の側面を叩いたり押したりすると抜けやすくなります^^
それでも抜けなかったり、テラコッタや陶器鉢、
鉢の形状でそのままでは抜けない場合などは、
プラントハンター根切りを鉢の縁に差し、
上下させながらぐるりと一周させるとと鉢と根鉢が離れ簡単に抜くことができます。
鉢から抜いたら優しく土を崩していきます。
今回は大きな鉢に植えかえそれほど時間も経っていないので少ないですが、
根鉢の肩の部分と底には根が密集して崩しにくくなっています。
そんな時に便利なのが先ほどのプラントハンター根切りです。
根が密集している肩と底はのこぎりの様に切り取れるので
たくさんのバラを育てている方にはかなりおすすめの資材です^^
また、ミニクマデなどがあると土が崩しやすくなります。
根鉢を崩すのは全体の半分から3/2位がお勧めです。
土を全部崩したり、根を洗ったりすると、根を痛める危険があります。
土崩しはムキにならず適当くらいがちょうど良いと思ってください^^
また、枝を長く残したい場合には、枝にあわせて土の崩す量も少なくしてください。
それでも土を掴んでいた根がなくなりますので、
枝は少なくても1/3は切り戻したほうが春の花付はよくなります。
また、土を崩してみて、根が多すぎる場合には、
鉢に収まるように鋏で根を軽く気り戻します。
それでは元の鉢に植え戻してみましょう♪
植え方は基本的には2度目の鉢ましと同じです。
培養土だけで植えてもOKですが、
よりたくさんの花を咲かせるためには元肥を入れるのがおすすめです^^
鉢底にプレミアローズ培養土を入れ
元肥にもおすすめのプレミアローズ オーガニック肥料を入れます。
今回はスプーン6杯を底土に混ぜました。
根が肥料に直接当たらないように培養土をかぶせます。
※画像はわかりやすいように色を変えてあります。
用土は中心が高くなるようにすると根が広がります。
根鉢を崩したバラを置いて高さを確認します。
ウォータースペースも確保するため
鉢のラインより少し高いくらいまで土を入れるので
接ぎ木部分がラインよりも低い場合は土を足してください。
高さが決まったら培養土を入れていきます。
半分くらいまで土を入れたら一度鉢をもってトントンさせます。
鉢が重い場合には揺らすなどしてください。
鉢ましに比べ根の間に土が入りにくいので、
少し多めにトントンするのがポイントです。
今度はラインより少し高くまで土を入れて
同じようにトントンさせ、
土が少なくなった場合はもう一度土を足します。
植え替え後は必ず、すぐに水やりを行ってください。
水やりは柔らかなシャワーでふんわりたっぷり♪
鉢の縁まで水がたまるようにたっぷりと水をあげてください。
水が引いて30分後にもう一度同じように水やりをして完成です^^
そのままでもOKですが、風当たりが強い場所などでは
支柱を差しビニタイなどで固定をしておくと
強風などで株が傾くことを防いでくれます。
植えけ後は品種名がわからなくならないようにラベルも忘れないように!
やす店長の家には黒猫のにゃんこ先生が住んでいるので
ラベルもプランツネームの猫に変えようと思います^^
ラベルが変わるだけでも雰囲気がだいぶ違いますよね^^
これで冬の作業は完了です♪
春の開花が今から待ち遠しいですね^^
最終更新:2021/07/02 09:29