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2018/01/19 17:41
おはようございます。
バラの家楽天店店長の木村やすはるです。
1月も半ばを過ぎ、バラの家では予約大苗の発送が本格化し始めました。
毎年このタイミングで良く頂くお問い合わせに
「届いた予約大苗の芽が動いているけど大丈夫?」というご質問があります。
確かにもともと庭にあったバラは芽が動いていませんが、
届いたばかりの大苗は、同じ品種でも芽が動いている場合があります。
実は葉を残すことで芽の動きを抑制する効果があるんです。
そのため、予約大苗のように葉のない苗は芽が早く動き出すんです。
もちろん品種によっても芽の動き方は様々で
同じ環境でも芽が開き始めている苗から、全く動いていない苗まで全く違います。
特に切り花品種なんかは暖房を炊きながら低めの温度でも
採花できるように育種選抜されているので、
冬といっても暖地では芽が動きてしまいます。
では、芽が動いている苗は悪いのか?
バラの家の予約大苗は良質な用土たっぷり使い、春までそのままで育てられ、
しっかり根の張れる6号深鉢に植えてあるので、
今の時期に芽が動いても問題はありません。
逆に真冬でも光合成を行い根の張りはどんどん進みますので、
しっかり根が育てば春先の枯れ込みなどのリスクも少なくなります。
寒冷地でなければ芽の動きは全く気にしなくてだいじょうぶです!
霜に当たって痛む場合や出開きになる場合もありますが
その脇から新芽を伸ばして花を咲かせるバラも多いです。
基本的には何もしないでそのままでOKですし、
気になる場合は3月下旬から4月中旬ころに
新芽を浅く剪定もしくはピンチしてください。
多少開花は遅くなりますが株が充実しびっくりするくらいよく育ちます^^
その他にはこんなご質問も、
「届いた苗の枝に黒っぽい斑点が出ているものが…」
う~ん、たしかにこれは心配ですね。
でもご安心ください。
紫系など変わった花色のバラに多いのですが、
寒さを受けると枝に斑点ができる品種の特性になります。
病気ではありませんので安心してそのままお育てくださいね^^
同じようにご質問に、
「茎の半分が赤茶色っぽく変色しているんだけど、病気じゃないの?」
こちらもやはり病気ではなく、
寒さ受けた時に現れる変色になります。
ですので、届いたときにはなんともなくても寒い時期には
数日してから斑点が出来たり、変色する場合もありますが、
全く問題なく生育し、暖かくなると次第に目立たなくなってくるので
安心してお育てくださいませ^^
バラの家の農場では芽接ぎ苗の植え込みがピークを迎えています!
ちなみに1月9日から植え始めて今日でちょうど10日。
1日20000鉢を目標に植えているので
今ではこんなにたくさん並んでいます♪
前回紹介したピエールはと言うと…
まったく芽の動きはありません^^;
最終更新:2021/07/01 13:50